第2章 道路交通サービスの高度化

ETCの展開と活用

利用広がるETC

地域を活性化させるスマートIC

ETCの導入で料金所の無人化やキャッシュレス化が実現すれば、料金所の運営経費やセキュリティーの問題を解決しインターチェンジのコンパクト化が可能になります。接続する道路の交通量によっては、インターチェンジの設置費用も半額になると予想されます。
こうしたインターチェンジの実現により、これまでインターチェンジがなかった約200の市町村にとっては、インターチェンジを設置するハードルが低くなると予想されます。高速道路へのアクセスが確保できれば、新たな産業の誘致の道も拓け、地域経済の活性化や振興に大きく貢献します。

スマートICのイメージ

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料金所ブースを1箇所に集約するため、広い敷地が必要になる。


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料金所ブースを集約しなくてもよいことから、少ない用地で済み、建設コストの縮減が可能。
注) 接続する道路の交通量などによってはスマートICを設置できない場合もあります。

サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)にETC専用ゲートを備えたUターン路を設置することにより、サービスエリアやパーキングエリアの利便性は格段に向上し、商業施設、レクリエーション施設、物流基地と一体となったサービスエリアやパーキングエリアによる地域の活性化が促進されます。

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