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3.新道路整備五箇年計画の主要課題
ii.活力ある地域づくり・都市づくりの支援(地域・まち)
(2)地域・都市の基盤の形成


 都市構造を再編しつつ、快適で活力ある都市を整備するため、地域・都市の基盤の形成を図る。

1)都市圏の再構築を支援する幹線道路の整備

 都市機能の向上と広域的な都市圏の形成に資する都市高速道路、湾岸道路、環状道路等の整備を推進する。

i.  東京圏において、首都圏中央連絡自動車道、東京外かく環状道路、首都高速中央環状線の3路線を重点的に整備する。第二東京湾岸道路の整備に向けた取り組みを進める。
   圏央道の西側区間、東京外かんの東側区間、首都高速中央環状線の3号線以北区間は今後10年内の供用を目指す
首都高速道路(東京線)の渋滞損失時間の削減 H9 10万台時/日 → H14 6万台時/日
平日昼間の平均走行速度の向上    40km/h         46km/h
 大阪圏では京奈和自動車道、第二京阪道路、阪神高速道路の環状路線を重点的に整備する。
   第二京阪道路は今後10年内の供用を目指す
 名古屋圏では、東海環状自動車道、名古屋環状2号線の内側の名古屋高速道路を重点的に整備する。
   第二東名・名神の豊田・四日市間は、計画期間内の供用を目指す
   東海環状自動車道の東側区間、名古屋環状2号線の内側の名古屋高速道路は今後10年内の供用を目指す
ii.  地方中枢・中核都市等においては、バイパス・環状道路等の整備を推進する。札幌、仙台、広島、北九州、福岡の政令指定市においては、都市高速道路と高規格幹線道路の連結等による自動車専用道路ネットワークの整備を推進する。
iii.  高速道路の主要な渋滞ポイントにおける混雑の緩和・解消を図るため、出入路の増設、合流部の拡幅等を進める。さらに、ETC(ノンストップ自動料金収受システム)について、首都高速道路、阪神高速道路、東名・名神等、整備効果の高い路線の料金所に導入し、料金所渋滞の緩和を図る。
   渋滞対策代表箇所    東北縦貫道 大谷PA付近拡幅、中央道 上野原〜大月間拡幅
首都高速道路 箱崎JCT改良、小菅JCT改良

2)都市内の道路・市街地の整備

i.  良好な市街地を形成するため、主要な幹線道路等を重点に体系的な幹線道路網整備を推進する。
iii.  都市構造を再編しつつ、土地の有効高度利用等を実現するため、大規模空閑地を活用した拠点市街地整備を含め、土地区画整理事業、市街地再開発事業を推進する。
都市計画道路整備率
H9 55% → H14 60% → 長期 約8割
(新五箇年計画では都市計画道路約4,500qの整備)
良好な市街地の形成率(区画整理等により道路交通が適正に分離された市街地の面積の割合)
H9 42% → H14 47% → 長期 約8割

3)電線類の地中化の推進

 安全で快適な都市空間の創造、災害に強いまちづくり等のため、電線共同溝等による電線類の地中化を推進する。

iii. 電線共同溝等整備率(まちの主要エリアでの電線類地中化割合)
H9 20%   →   H14 40%   →   長期 100%
(3,010km)        (6,010km)        (15,000km)
    (3,000kmの整備)


4)住宅宅地の供給とそれを支える道路

 土地区画整理事業等による道路整備と一体となった良好な住宅宅地(約230平方キロメートル)の供給や、宅地供給に合わせ必要となるアクセス道路(約3,200km)の整備を推進する。



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