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3.新道路整備五箇年計画の主要課題
iv.安心して住める国土の実現(国土保全)
(1)道路の管理の充実


 国土の安全と暮らしの安心を確保するため、安全で円滑かつ快適な道路交通の確保と多様な道路機能の向上に資する維持管理の充実等を図るとともに、防災対策、震災対策、避難路の整備、積雪寒冷特別地域における冬期交通の確保を図る事業等を推進し、道路網の管理の充実を図る。


(1)道路の管理の充実

 国は、全体道路ネットワークの中核を担う直轄国道の管理を行いながら、地域の実情、ニーズを吸収するとともに、全体道路ネットワークの課題を把握・分析し、課題解決のための政策・計画を企画・立案する役割を担っている。道路交通の広域化、車両の大型化等が進む中で、全体道路ネットワークの一体性、効率性を高めるためには、直轄国道を中心として、管理者相互の一層の連携強化を進める。



1)道路の維持管理の充実

i.  舗装、橋梁、トンネル等道路ストックを適切に保全するため、維持管理の充実を図る。今後増大する道路ストックの合理的・効率的な管理を行うため、道路ストックの定期点検を行い、その健全度を評価し、計画的な維持管理に役立てる仕組みを構築・活用する。また、維持管理費を抑制するため、長寿命舗装などの長寿命化技術や修繕・更新等の技術開発を推進・導入を図る。
ii.  道路は生活を支える最も根幹的な空間機能を有しており、歩行空間や地下収容空間等の整備を推進し、機能の充実を図る。
iii.  複数の道路管理者が道路に関わる意見、相談、提案等を総合的に受ける窓口(「道の相談室」)の設置とともに、公募モニターの拡充を図る。




2)地理情報システム(GIS)の構築支援

i.  道路管理のために構築している地図データベースを活用し、地理情報システム(GIS)の展開に不可欠な国土空間データ基盤の構築を支援する。
ii.  道路施設や道路情報等のデータベースの整備、道路管理業務等を支援するアプリケーションの開発を進める。





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