(1)指標の動向 |
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日常生活圏内の移動の安全性・快適性向上を目指す
本指標は、日常生活の中心となる都市まで、改良された道路を利用して30分以内に安全かつ快適に移動できる人の割合(安定到達率)を表す(平成14年度63%)。 |
【安全・快適に中心となる都市まで移動できる人口の状況】 |
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平成15年度に目標としていた64%に向上 |
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平成16年度目標は65%に設定 |
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(2)達成度報告(昨年度の成果) |
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安定到達人口約60万人増加で8割の達成度
平成15年度の安定到達率は目標としていた64%に向上したが、安定到達人口増加は約60万人で、目標の約80万人に対し、約8割の達成度に留まった。その理由としては、地域内の効率的なネットワーク形成に寄与する有効な路線の供用が進まなかったこと等が考えられる。 |
【ブロック別の安定到達率の増加】
ブロック |
日常活動圏 人口(万人) |
平成14年度 |
平成15年度 |
増加 |
安定到達 人口(万人) |
安定到達 率 |
安定到達 人口(万人) |
安定到達 率 |
安定到達 人口(万人) |
安定到達 率 |
北海道 |
567 |
408 |
72.0% |
410 |
72.4% |
2.1 |
0.4% |
東北 |
981 |
607 |
61.9% |
615 |
62.6% |
7.2 |
0.7% |
北陸 |
471 |
296 |
62.9% |
301 |
64.0% |
5.4 |
1.2% |
関東 |
1,396 |
830 |
59.5% |
842 |
60.3% |
11.6 |
0.8% |
中部 |
851 |
519 |
61.0% |
524 |
61.6% |
5.4 |
0.6% |
近畿 |
598 |
373 |
62.3% |
378 |
63.2% |
5.0 |
0.8% |
中国 |
767 |
453 |
59.0% |
459 |
59.8% |
6.1 |
0.8% |
四国 |
412 |
251 |
61.0% |
255 |
61.9% |
4.1 |
1.0% |
九州 |
1,305 |
883 |
67.6% |
894 |
68.5% |
11.0 |
0.8% |
沖縄 |
119 |
76 |
63.8% |
79 |
66.6% |
3.2 |
2.7% |
合計 |
7,467 |
4,697 |
62.9% |
4,758 |
63.7% |
61.2 |
0.8% |
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市町村合併を支援する道路整備を推進
安定到達率向上のため、市町村合併支援事業(125地域)を推進した結果、同事業を含む地域の安定到達人口の増加は、約4万人を数えた。 |
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ブロック別の安定到達率(右表)
安定到達率の増加が大きいブロックは、北陸、四国、沖縄であった。 |
(3)業績計画(今後の取組み) |
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目標達成のため、効率的な事業実施 |
平成19年度の目標値(安定到達率68%)を達成するため、平成16年度目標値は65%に設定する。
平成16年度は、1.5車線的道路整備の積極的な採用等による効率的な道路整備、地域内の効率的なネットワーク形成に寄与する事業の推進等により、目標の達成を目指す。
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【安定到達率の目標値と実績値】
H14実験 |
H15目標 |
H15実績 |
H16目標 |
H19目標 |
63% |
64% |
64% |
65% |
約68% |
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平成15年度市町村合併支援事業
平成16年11月に、三重県の伊賀地域の1市5町村(上野市、伊賀町、島ヶ原村、阿山町、大山田村、青山町)が合併し「伊賀市」が誕生する。
伊賀地域の平成14年度安定到達人口は、96,700人であったところ、市町村合併支援事業により、平成15年度安定到達人口は1400人増加し98,100人となった。
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