律令政府移行の日本の中央政府による道路ネットワーク計画・構想を記した。
(鎌倉街道は一部が幕府によって整備されたが、御家人が独自に整備したものも多いため含まれていない)
-
|
路線
|
規格
|
MEMO
|
律令政府による (7世紀後半) |
東海道、東山道(とうさんどう)、 北陸道 山陰道、山陽道、南海道 西海道(さいかいどう) (東東北、北海道、沖縄を除く全国) |
幅員:12m (後に9~6m) (畿内には 20m道路も存在) 概ね直線的 |
全長6500km 約16kmごとに駅 中央政権の統治範囲内の通信、物流 |
徳川幕府 (1601年) |
東海道、中山道(なかせんどう) 甲州道中、日光道中、奥州道中 (近畿、中部、関東甲信の一部地域のみ) |
幅員:9m (山間部 約4~7m) 一里塚と並木を併設 |
約1575km 177宿 宿駅間隔約8.5km |
明治・大正・昭和 国道網 |
明治18年 44路線認定 明治44年 66路線 昭和20年 終戦時は全長9,296km (明治9年 国道、県道、里道の定め) |
12.7m(一般国道) |
鉄道整備を優先 「和船と街道」→「汽船と鉄道」へ 本格的な整備は戦後 道路法制定は大正9(1920)年 |
大東亜共栄圏 (昭和18年) |
全国5,490km 大陸指向、北方重視(四国除く) アジア~欧州を構想 |
自動車専用道路 20m 設計速度最大150km |
樺太まで到達 名古屋~神戸は実施設計まで (昭和19年うち切り) |
高規格幹線 (昭和62年) |
全長14,000km 稚内~沖縄まで全国 (平成27年度末現在11,266km供用) |
自動車専用道路 | 全国全ての市町村から1時間以内に進入可能に 有料道路 |