4 宿場
古代末、河川・峠などの滞留の多い場所に自然発生。旅宿を中心に営業
鎌倉時代には東海道に60余の宿が形成
江戸幕府は鎌倉時代の宿をそのまま認定したため、間隔がまちまちに。
→東海道の最長は熱田・桑名間の27.5km、最短は御油・赤坂間の1.7km(平均9.3km)
間隔の広い宿間には幕府非公認の「間の宿」が発生。
宿場には人馬の提供義務があるが、間の宿は義務がないことなどから、度々いさかいが起きた
→幕府は宿場保護策として、大名、御家人による間の宿の利用を禁止
日暮れまでに次の宿場に到着できなければ、通過した宿場まで引き返さなければならず、大名行列などにとって大変な負担となった。
「幕末の厚木宿」撮影:フェリックス・ベアト(厚木市郷土資料館)
旅籠屋の数は、熱田宿が最も多く248軒、桑名宿120軒、岡崎宿112軒となっている。(1843年調査) |