3. 有料道路の料金制度
-(1) 料金の決定原則
- 償還主義
料金の額は、当該道路の新設、改築、維持修繕等に要する費用を償うものであること
- 公正妥当主義
他の公共料金、他の交通機関の料金(運賃)、他の近隣の有料道路料金、物価水準等と比較しても社会的、経済的に認められるものであること
- 便益主義
料金の額は、当該有料道路の通行又は利用により通常受ける利益の限度を超えないものでなければならないこと
実際には、迂回道路を通過する場合に比べた時間短縮に伴う便益たる「時間便益」とそれ以外の便益たる「走行便益」を合計して算定
<参考>料金決定原則の適用
| 区分 |
償還主義 |
公平妥当主義 |
便益主義 |
| 高速自動車国道 |
○ |
○ |
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| 都市高速道路 |
首都高速道路 |
○ |
○ |
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| 阪神高速道路 |
○ |
○ |
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| 指定都市高速道路 |
○ |
○ |
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| 本州四国連絡道路 |
○ |
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○ |
| 一般有料道路 |
○ |
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○ |