ア. | 評価方式(「効率性基準等の基準による評価」又は「総合評価」) | ||
イ. | 競争入札制(オークション) | ||
ウ. | 抽選制 | ||
エ. | 均等割 |
(ii) 競争入札制(オークション)
競争入札制については、透明性や効率性の確保の観点から望ましい制度であるとの支持意見があった一方、公共的な財産であるスロットを企業にとっての価値のみで評価することの妥当性、入札料の転嫁による運賃上昇の可能性、企業の資本力の差による寡占的行動等の問題点があるとの指摘があった。
(iii) 抽選制・均等割
これらについては、効率性とは無関係であること、航空会社の経営意欲が反映されないものであること等から、部分的な採用については考慮の余地はあるものの、主たる方法としては不適当であるとの指摘があった。
(5)新規航空会社の取扱い
航空会社間による一層の競争状態を継続的に確保するためには、新規航空会社の参入により事業者数の増加を促すことが必要である。この場合、国内旅客輸送の大宗を占める混雑空港に係るスロットを新規航空会社に配分することにより、その参入がより容易化されることとなると考えられるため、混雑空港におけるスロットの回収及び配分に当たっては、一定の範囲で新規航空会社を優先的に取り扱うことが適当である。