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ESTモデル事業を見る/地域からさがす

新潟市

目標と効果

CO2削減目標値及び削減実績値(目標値・実績値:t-CO2/年)
施策名 H18 H19 H20
目標値 実績値 達成率
(%)
目標値 実績値 達成率
(%)
目標値 実績値 達成率
(%)
バス運行サービス改善事業 1.0 5.1 490.4 16.4 7.7
路線バス運行情報提供エリアの拡充 12.4 31.7 31.6
規格の高い道路を活用した公共交通の可能性の検討 3.2
JR亀田駅P&R施策 51.3 4.4 8.6 87.1 55.6 63.8 87.1 52.1 59.8
合 計 55.5 21.9 39.4 87.1 103.7 119.0 87.1 91.4 104.9

注)CO2削減実績値は新潟市の推計による

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目標値の算定方法
①PTPS導入による二酸化炭素削減効果(バス運行サービス改善事業)

    ■前提条件

     対象区間 紫竹山~新潟駅南口間 1.4km

     表定速度 PTPS導入前>>>朝ピーク(8時台)の時刻表時間 4分>>>21km/h
            PTPS導入後>>>早朝(6時台)の時刻表時間   3分>>>28km/h

     原単位  表定速度が20~30km/hの間にあることから直線補間で設定する

     原単位(PTPS導入による二酸化炭素削減効果)

    ■二酸化炭素排出原単位算出式

     Y = -12.1X + 1023

       二酸化炭素原単位算出式
       y = ax + b
       a = (y2-y1) / (x2-x1)
       a=-12.1
       b=(y2・x1-y1・x2)/(x2-x1)
       b=1023

    ■試算

     <PTPS導入前のバスの二酸化炭素排出原単位>
       y=768.9 g-CO2/km・台

     <PTPS導入後のバスの二酸化炭素排出原単位>
       y=684.2 g-CO2/km・台

     朝夕ピーク4時間のバス本数 24本(往復の本数)

     二酸化炭素削減量 = 対象区間×バス本数
                     ×(PTPS導入前のバスの二酸化炭素排出原単位
                     -PTPS導入後のバスの二酸化炭素排出原単位)×365/1000000
                  = 1.04 t-CO2/年

        

②白根急行バスの高速道路運行による二酸化炭素削減効果
 (規格の高い道路を活用した公共交通の可能性の検討)

    ■前提条件

     対象区間 黒崎スマートIC~新潟中央IC間 10.1km

     対象区間 大野駅前~新潟中央IC間(高速道路と同距離) 10.1km

     表定速度 高速道路 92.2km/h
            一般道路 22.3km/h

     原単位  表定速度が20~30km/h、90~100km/hの間にあることから直線補間で設定する

     原単位(白根急行バスの高速道路運行による二酸化炭素削減効果)

    ■二酸化炭素排出原単位算出式

    <高速道路>

     Y = 7.1X - 44

      二酸化炭素原単位算出式
       y = ax + b
       a = (y2-y1) / (x2-x1)
       a=-7.1
       b=(y2・x1-y1・x2)/(x2-x1)
       b=-44

    <一般道路>

     Y = -12.1X + 1023

      二酸化炭素原単位算出式
       y = ax + b
       a = (y2-y1) / (x2-x1)
       a=-12.1
       b=(y2・x1-y1・x2)/(x2-x1)
       b=1023

    ■試算

     <高速道路利用のバスの二酸化炭素排出原単位>
       y=610.62 g-CO2/km・台

     <一般道利用のバスの二酸化炭素排出原単位>
       y=753.17 g-CO2/km・台

     朝夕ピーク1時間のバス本数 6本(往復の本数)

     二酸化炭素削減量 = 対象区間×バス本数
                     ×(PTPS導入前のバスの二酸化炭素排出原単位
                     -PTPS導入後のバスの二酸化炭素排出原単位)×365/1000000
                  = 3.15 t-CO2/年

③JR亀田駅P&R施策による二酸化炭素削減効果

    ■設定仮定

     施策実施前 自宅~(12km)~目的地(新潟駅周辺)
     施策実施後 自宅~(2km)~JR亀田駅~レールライド(10km)~目的地(新潟駅周辺)
     ※施策前車一台に一人乗車していたこととする。

    ■二酸化炭素削減量算出

     片道1台あたり=10km×《自動車1km1人輸送排出二酸化炭素-鉄道1km1人輸送排出二酸化炭素》
              =10km×(自動車排出原単位-鉄道排出原単位)
              =10km×(173 g-CO2/人km-18 g-CO2/人km)
              =1550 g-CO2/人km

     ∴ 往復1年当たり(平成19年度以降)
              =1550 × 2× 77台 ×365日
              =87.13 t-CO2

     ∴ 往復1年当たり(平成18年度以降)
              =1550 × 2× 77台 ×180日
              =42.97 t-CO2

     ∴ 往復社会実験3カ月当たり(平成18年度以降)
              =1550 × 2× 30台 ×90日
              =8.37 t-CO2

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CO2削減量の算定方法
①PTPS導入による環境改善効果の把握

  ①-1 バス旅行速度向上による環境改善効果

   ①-1-1 PTPS導入によるバス旅行速度の変化
     PTPS非運用時と運用時におけるバスの平均旅行時間より、バスの平均旅行速度を把握し、PTPS
    導入前後のバス旅行速度を算出した。

    <PTPS導入前後における方面別の平均旅行速度>

     PTPS導入効果

 

   ①-1-2 環境改善効果
     PTPS導入による環境改善効果を算定する。
     この結果、実験期間中のCO2排出削減量は約2.4t-CO2、燃料消費削減量は約920リットルと算定され
    る。(この環境改善効果は、今後も継続的に得られるものする)

    ■PTPS導入によるCO2排出削減量(平成18年度)

     【1便あたりCO2排出削減量】

      1便あたりの排出削減量(PTPS導入)
      ※CO2排出原単位は、速度別CO2排出係数より旅行速度に応じて中間補完して設定

     【PTPS導入によるCO2排出削減量】

      排出削減量(PTPS導入)

    ■PTPS導入による燃料消費削減量(平成18年度)

      燃料消費削減量(PTPS導入)

 

  ①-2 自動車利用からの転換による環境改善効果

   ①-2-1 環境改善効果の把握方法
     バス利便性が向上したことにより、自動車利用からバス利用へと転換したバス利用者を対象に、以下
    の流れにより環境改善効果を算定する。

   <環境改善効果把握の流れ>

   環境改善効果把握の流れ

 

    ①-2-2 アンケート調査概要
     弁天線バス利便性向上社会実験において、実験効果の把握、及び本格運用に向けた改善事項の把
    握等を目的とした3種類のアンケート調査を実施した。アンケートの概要は下記のとおりである。

    <バス利用者アンケート>

     バス利用者アンケート

    <P&BR、C&BRモニターアンケート>

     P&BR、C&BRモニターアンケート

    <沿線住民アンケート>

     沿線住民アンケート

 

    ①-2-3 環境改善効果の把握
     各種アンケート調査により把握された自動車からバス利用に転換した人を対象に、CO2排出削減量お
    よび燃料消費削減量を算定する。

    ■自動車利用からバス利用への転換によるCO2排出削減量(平成18年度)

     【自動車走行人キロの減少量(1日あたり)】

      自動車走行人キロの減少量(自動車利用からバス利用への転換)

     【CO2削減量の推計】

      排出削減量の推計(自動車利用からバス利用への転換)

    ■自動車利用からバス利用への転換による燃料消費削減量(平成18年度)

      燃料消費削減量(自動車利用からバス利用への転換)

 

  ①-3 弁天線バス利便性向上による全体の環境改善効果(まとめ)
    「①-1 バス旅行速度向上による環境改善効果」、「①-2 自動車利用からの転換による環境改善効果」
   より、弁天線バス利便性向上による環境改善効果をまとめると以下のように推計される。

    ■CO2排出削減量

      排出削減量

    ■燃料消費削減量

      燃料消費削減量

 

②路線バス運行情報エリアの拡充 ~白根急行バス運行による環境改善効果~

 1)白根急行バス利用者の平均
    新潟交通観光バス(株)からの運行系統別輸送実績報告書の白根急行バスの年間輸送人員より白根
   急行バスの年間輸送人員を算定する。
    平成20年度運行系統別輸送実績報告書より、平成20年度白根急行バスの年間輸送人員は103,656人
   であった。これより、白根急行バスの1日平均輸送人員は284人/日と算定される。

 2)自動車利用者から白根急行バス利用者への転換率
    平成17年度に行われた「白根線急行バス快適利用社会実験」における住民沿線アンケート調査結果よ
   り、自動車からバスへの転換者割合は5%であった。
    環境改善効果算定にあたり、この転換者割合を用いて計算を行うこととする。

   <平成17年度 住民沿線アンケート調査結果より自動車から急行バスへの転換者の推計>
     実際の乗降データから1日平均234名の利用者があった。
     住民沿線アンケート調査結果による自動車からの転換者割合(5%)を乗降データによる急行バス利
    用者(234人)に乗じると,全体の自動車からの転換者は11名と推計される。

    ■アンケート結果
     ・急行バス利用者(X):79人
     ・自動車からの転換者(Z):4人(バス利用者の5%)

    ■乗降データ結果
     ・急行バス利用者(Y):234人
     ・自動車から急行バスへの転換者=234人×自動車からの転換割合(5%)
                           ≒ 11名

 3) 白根急行バスによるバス利用への転換者数の算定
    上記より、自動車利用からバス利用への転換者数を推定する。
    平成20年度における転換者数は以下のようになる。

    (転換者数)=284×0.05=14[人/日]

    平成20年度における自動車利用からバス利用への転換者数を14人/日と推定した。

 4) 自動車走行人キロの削減量の推計
    上記項目を用いて下記に示す式により、自動車走行人キロを算出する。

   (自動車走行人キロ削減量)
           =(自動車から急行バスへの転換者数)×(白根地区⇔新潟駅周辺間の距離)
           =14人×35.8km
           =501.2 [人・km]

 ○環境改善効果の算定
    自動車利用からバス利用への転換による環境改善効果を推計する。(数値は平成20年度)

    ■CO2排出削減量

    【自動車走行人キロの減少量(1日あたり)】

     転換前(501.2人キロ)-転換後(0人キロ)=501.2人キロ/日

    【CO2削減量の推計】

      自動車走行人キロの減少量(路線バス運行情報エリアの拡充)

    ■燃料消費削減量

      燃料消費削減量(路線バス運行情報エリアの拡充)

 

③亀田駅東口P&R環境改善効果

 ○環境改善効果の算定
    亀田駅にて自動車から電車への乗換えによる都心部へのアクセス(パークアンドライド)が及ぼす環境
   改善効果を算定する。
    ここで年間の通勤日数は、通勤日数と休日の割合を7:3と設定し算出した。(数値は平成20年度)

    ■CO2排出削減量

    【自動車走行人キロの削減量(1日あたり)】

     ①P&R利用前自動車走行人キロ=∑(利用者の自宅~目的地平均往復走行キロ)
     ②P&R利用後自動車走行人キロ=∑(利用者の自宅~亀田駅平均往復走行キロ)

       ①2,022.7人キロ/日 - ②845.7人キロ/日=1177.0人キロ/日

    【CO2削減量の推計】

      自動車走行人キロの削減量(亀田駅東口P&R)

    ■燃料消費削減量

      燃料消費削減量(亀田駅東口P&R)

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