協働・連携の取組み事例HOME

6.鶴見川流域ネットワーキングにおける取組み(神奈川県)

1.協働、連携体制
 鶴見川流域ネットワーキング(略称は、TRネット)は、鶴見川の水系に沿って自然や都市を学び直し、バクの姿の流域地図を共有しながら流域規模の市民連携をすすめ、安全・安らぎ・自然環境重視の川づくり・まちづくりを通して、持続可能な未来を開く新しい流域文化を育む様々な流域活動を進めている市民団体のネットワーク組織である。50を越える市民団体が参加しており、流域規模で調査・提言を進め、市民間や市民行政間の連携活動を推進している。流域内での活動を基本とするが、目的にかなう範囲で、隣接域(多摩三浦丘陵)並びに国内外の他の河川の流域活動とも連携している。

2.実施内容、実施状況等
ネットワーキングの運営・意志決定の場として「世話人会」を隔月開催。年に一回、「流域総会」を開催。意見・情報交換の場として「TRネットサロン」を隔月開催。
鶴見川流域クリーンアップ作戦を毎秋実施。
河川管理区間毎に、現在、5つのサブネットワークを組織し、各地域の河川管理者を含む関係行政とのパートナーシップを推進。
流域小学校の環境学習支援及び各地域行政が実施する生涯学習講座等への協力。
鶴見川流域ウォーキングマップの出版。
生物多様性保全モデル地域計画(鶴見川流域)フォローアップ事業への参加・協力。

3.課題・問題点
河川敷の不法占用による希少動植物の生息・生育地の攪乱、消滅や農薬による汚染等
ゴミの不法投棄やボランティア活動で集めたゴミの処理問題
ネットワーク活動の課題として、ネットワーキング運営資金の安定的な確保、事務局運営機能の充実、市民活動を支える人材発掘、後継者育成等

4.行政(建設省・都道府県等)への期待等
一般市民から鶴見川に関する情報・相談窓口の設置
鶴見川河川情報センターの開設
河川管理区間から出るゴミの処理
河川敷の不法占用への対応


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