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■ 目次
1.北上川流域連携交流会における取組み(岩手県、宮城県)
2.広瀬川の清流を守る会の各種取組み(宮城県)
3.アサザ基金における取組み(茨城県)
4.ふるさと街づくり推進協議会における取組み(埼玉県)
5.多摩川センターにおける取組み(東京都)
6.鶴見川流域ネットワーキングにおける取組み(神奈川県)
7.出雲崎妻入りの街並景観推進協議会における取組み(新潟県)
8.九頭竜川における取組み(福井県)
9.「三峰川みらい計画」実現に向けての取組み(長野県)
10.地域総参加による清住緑地(境川)の水辺づくり(静岡県)
11.ゲンジボタルの育成・放流における取組み(愛知県)
12.国道23号西尾道路親子植樹祭開催とその後の維持管理活動における取組み(愛知県)
13.「環境に優しい観光都市奈良」社会実験における取組み(奈良県)
14.RACDA等による路面電車導入の取組み(岡山県)
15.「あいロード」(ボランティア・サポート・プログラム)における取組み(愛知県)
16.筑後川流域連携倶楽部における取組み(福岡県、佐賀県、熊本県、大分県)
17.豊前の国建設倶楽部による山国川流域における取組み(福岡県、大分県)
1.協働、連携体制
妻入りの街並景観推進協議会は、その前身である「街並活性研究会」が昭和58年に有志により設立されていたが、「妻入りの街並」が、平成8年3月に建設省の「歴史国道」に選定され、また、同年6月に新潟県の「景観形成推進地区」の指定を受けたことにより、住民の気運が高まり、平成9年5月に現在の地域住民、町各種団体を主体として設立された。
長岡造形大学・各地域の町づくり団体等と情報交換などをしながら連携して街並み保存の活動を行っている。
2.実施内容、実施状況等
当協議会は全国的にも珍しい3.6kmに連なる「妻入りの街並」の保存・修景を目的とした団体であるとともに、町内外へ「妻入り住宅」の貴重性をアピールしながら観光等を含めた<町全体の活性化>を最終目標とした活動を目指している。
事業としては、会報誌の発刊と配布、住民への植栽プランターの無料配布、歴史の継承と街並み散策を目的とする「歴史の道ウォーク」などを実施、ソフト面を中心に活動している。
3.課題・問題点
街並み保存を進めていく上での絶対条件として住民協力が不可欠であるが、過疎化の波は出雲崎町も例外でなく、空家の増加が進み老朽化した住宅が増えてきている。また、少子高齢化の進む中での「文化・歴史」の継承者の不足が懸念される。
4.行政(建設省・都道府県等)への期待等
街並みの保存・修景を進める上で「柱」となる<ハード事業>が必要であると考えている。新潟県が街並みの一部(県施設)の景観整備を実施したが、これから先に事業を進めていく中で町の財政も厳しく、国・県からの補助金等の協力を期待したい。また、町レベルでの広報活動では限界があるため、全国・全県レベルでの広報活動の支援を期待したい。
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