協働・連携の取組み事例HOME

12.国道23号西尾道路親子植樹祭開催とその後の維持管理活動における取組み(愛知県)

1.協働・連携体制
 西三河南部経済開発懇話会は、西三河南部地域(西尾市・一色町・吉良町・幡豆町・その他近隣都市)において、企業・個人・行政区域等の枠組みを越えた発想により、地域の経済開発と環境保全に関する調査研究並びに提言、要望活動、講演会・懇談会等の開催などを行っている。その一環で、西尾市関係課・PTAなどに呼びかけ、「西尾の緑化推進」に協働しながら維持管理に取り組んでいる。

2.実施内容、実施状況等
○当懇話会は、環境保全対策研究委員会、広域行政圏研究委員会など9つの委員会で構成されている。
○平成11年度の主な事業活動として、
1一般国道23号での「道の駅」構想の具体化のため、名四国道工事事務所、西尾商工会議所と先進事例を研究。また、西尾幡豆地域「緑の回廊」の具体的な一歩として、「西尾道路開通に伴う植樹祭」を平成10年6月に開催。
2快適な地域づくりなどに向け、「西尾幡豆エコテクノフェア」を開催。
3西尾幡豆広域行政圏の「広域連合」について情報収集
4建設省、県の幹部を招き、「道路講演会」を実施。
5観光リゾートの観点から「風力発電」について調査研究。等

3.課題、問題点等
道路を緑化の帯(緑の回廊)にしていきたい。そのための苗の購入資金や活動する資金を寄付に頼らざるを得ない状況である。
(その打開策の一つとして、自前でドングリの実を拾い、育苗を始めた。)
子供や親、一般市民等へ緑化などのボランティア参加を呼びかけたいが、まだネットワークが確立されておらず、大勢集まるシステムが無い。
(現在西尾市教育委員会が道路の緑化を子供の社会教育上の観点から理解し、地元の小中学校へ参加の呼びかけと取りまとめを引き受けている。ボランティアリストのデータベース化を準備してほしい。)

4.行政(建設省・都道府県等)への期待等
地元の道路に市民が愛着を持つことができる機会、また、道路維持に参加できるような、機会と場を提供してほしい。
また、緑化の推進及び環境に配慮した道路づくりを期待する。


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