鹿児島県薩摩郡さつま町

鶴田ダム

九州で一番高い重力式コンクリートダム

鶴田ダムは九州で1番高い重力式コンクリートダムです。
鶴田ダムが建つ川内(せんだい)川は熊本県の白髪岳(しらがだけ)(標高1,417m)に源を発し、美しい渓谷のなかを宮崎県西諸県(にしもろかた)盆地を通って鹿児島県に入り、湯之尾滝を経て曽木の滝から鶴田ダムへ流入し、そして川内平野を下り東シナ海へそそぐ流域面積1,600Km²、長さ137Kmの九州屈指の大河川です。
鶴田ダムは川内川河口から約 51Kmのところに位置しダム下流を洪水から守り、またダム湖である大鶴湖に貯まった水の力を利用して発電することを目的として造られた多目的ダムです。
ダムの高さは117.5m、ダム湖に貯まる水の量は1億2千3百万m³の重力式コンクリートダムで昭和41年3月に完成しました。

12年の歳月を費やした再開発事業
平成18年7月に大きな洪水に見舞われた川内川流域の洪水対策として、
ダムの貯水容量の運用を変更し洪水をたくさん貯めることが出来るようにしました。
その際ダム堤体内にトンネルを掘り放流ゲート3門と発電管2条を設置する再開発工事が行われ、
約12年の歳月を経て平成30年10月に竣工しました。
鶴田ダム専任コンシェルジュが
案内する探検ツアー
地上117.5mに及ぶ鶴田ダムができるまでの困難な道のりや、
地域の人々の生活を守るための治水や発電といったダムの機能について、
専任のガイド役である鶴田ダムコンシェルジュがご案内しています。
ダムの構造や役割をわかりやすく、楽しくご説明することはもちろん、
いざという時に災害から身を守る方法など、ダムに関する様々なご案内をいたします。
ダムを間近に見上げる展望台
ダムを間近に見上げることができるとっておきのスポット、B3展望台。
見学コース参加でダム内部から行くことができます。

鶴田ダム
施設データ

鶴田ダム
鹿児島県薩摩郡さつま町
多目的(治水、発電)
高さ117.5m 総貯水量1億2,300万m³
昭和35年4月
昭和41年3月
昭和41年4月
国土交通省九州地方整備局 鶴田ダム管理所

まだまだ!
他にも魅力がいっぱい

鶴田ダム焼酎貯蔵タイムカプセル

鶴田ダムの地元であるさつま町では、紫尾山麓の名水を使用した焼酎が3軒の蔵元で造られており、芋焼酎ならではの深みのある味わいが地元の人に長年愛され続けています。鶴田ダムでは地元の焼酎蔵元と連携し、ダム内部の監査廊に焼酎を貯蔵し、特別な記念日までお預かりする「鶴田ダム焼酎貯蔵タイムカプセルツアー」を準備中です。あなただけの焼酎が、家族や恋人、お子様やお孫様の記念日までダムの中で長い眠りにつくというロマンをぜひ体験してください。

オリジナルの「鶴田ダム」グルメ

鶴田ダムを間近に望む「川内川大鶴ゆうゆう館」には鶴田ダムを眺めながら食事を楽しめるレストランがあり、ごはんをダムの形に盛った「鶴田ダムカレー」やダム型のチャーハン「ダムチャーハン」を食べることができます。

問い合わせ
川内川大鶴ゆうゆう館
営業時間:9:00~17:00(ランチは11:00~14:00)
定休日:火曜日
住所:鹿児島県薩摩郡さつま町神子3988-7
TEL:0996-59-2522
https://www.satsuma-net.jp/skanko/shisetsu/kanko-taiken-onsen/yuuyuukan.html

周辺案内・観光

鶴田ダム周辺には、必見の観光スポットもたくさん。
温泉やレジャースポット、史跡など是非訪れてみてください。

  • 曽木発電所遺構

    鶴田ダムの上流約9kmの場所に、初夏から秋にかけてだけ姿を現す赤レンガ造りの建物があります。
    明治42年(1909年)、牛尾大口金山の電源供給のために建造された水力発電所の跡です。
    昭和40年の鶴田ダム建設に伴い湖底に沈むことになりましたが、5月~9月頃にはその姿を現すため「幻の発電所遺構」とも呼ばれ、アニメの舞台のようなその姿は大変人気があります。

    問い合わせ

    曽木の滝観光案内所
    TEL:0995-28-2600
    https://www.city.isa.kagoshima.jp/residency/kankou/kankouchi/
  • 曽木の滝

    滝幅210メートル、高さ12メートルの壮大なスケールを誇り、「東洋のナイアガラ」とも呼ばれる曽木の滝。
    千畳岩の岩肌を削るように流れ落ちる水流とその轟音は、訪れる人々を釘付けにするほど豪快。
    一帯は自然公園となっており、四季の彩りも美しく桜や紅葉の季節には、イベントも開催されます。

    問い合わせ

    曽木の滝観光案内所
    TEL:0995-28-2600
    https://www.city.isa.kagoshima.jp/residency/kankou/kankouchi/
  • 白鳥温泉(えびの市)

    白鳥温泉は、征韓論に敗れた西郷隆盛が心身を癒しに訪れ、3か月間逗留したという歴史ある温泉です。
    情緒豊かな木製の天然蒸し風呂や木の香漂う風呂の数々は昔懐かしい風情を醸し出します。

    問い合わせ

    宮崎県えびの市観光協会
    TEL:0984-35-3838
    http://shiratori-onsen.com/
  • 日本棚田百選 幸田の棚田

    江戸中期に石積で作られた武者返しがある全国でも珍しい棚田。日本棚田百選にも認定されています。

    問い合わせ

    湧水町役場産業振興課
    TEL:0995-74-3111
    http://www.town.yusui.kagoshima.jp/
  • 矢岳高原県立自然公園

    1996年に指定された県立自然公園であり、霧島連山はもとより、季節によっては「雲海」や「田園」を眺めることができる絶景スポットです。霞のない快晴の日には、鹿児島の錦江湾に浮かぶ「桜島」まで眺めることができます。

    問い合わせ

    宮崎県えびの市観光協会
    TEL:0984-35-3838
    https://ebino-kankou.com/taxo_areaguide/masaki
  • 奥薩摩のホタル舟運航

    5月中旬から下旬には、川舟から幻想的なホタルの乱舞を見ることができます。

    問い合わせ

    さつま町役場商工観光PR課
    TEL:0996-53-1111
    http://www.satsuma-net.jp/skanko/kanko/event/5gatsu-event/hotaru.html

アクセス情報

問い合わせ

国土交通省 九州地方整備局 鶴田ダム管理所
〒895-2102 鹿児島県薩摩郡さつま町神子3988-2
TEL:0996-59-2030 FAX:0996-59-2994
http://www.qsr.mlit.go.jp/turuta/top/index.html