総合政策

地域のモビリティ確保の知恵袋2019~互助による輸送の事例~

 高齢化が進展する中で、自動車を運転できない、また運転に不安を持つ高齢者の移動手段の確保が求められています。また、高齢者の歩行距離の制約から従来よりもきめ細かなサービスが求められています。
 移動手段の確保は、高齢者の外出意欲の増大、定住促進にもつながることから、高齢化社会に対応した地域づくりの重要な課題の一つです。
 地域の交通体系において、バス・タクシーといった公共交通機関が重要な役割を果たすことは言うまでもありません。しかし、公共交通事業者は経営状況の悪化、ドライバー不足といった厳しい現状に置かれています。
 地域の移動手段の確保において、公共交通に頼ることが困難な場合では、地域における住民同士の助け合いを基にした「互助による輸送」も公共交通を補完する移動手段の一つとして考えられます。
 下記事例は、互助による輸送を取り組む際に参考にしていただくためとりまとめたものです。


本編

 ○国内事例

  天塩-稚内相乗り交通事業 (北海道天塩町)
  なかとんべつライドシェア (北海道中頓別町)
  黒岩地区内交通あすくろ号 (岩手県北上市黒岩地区)
  外出支援事業笑顔咲く佐久山さくやま1号 (栃木県大田原市佐久山地区)
  そら豆バス (千葉県南房総市富浦町大宮区)
  山下地区ささえあいバス (神奈川県横浜市山下地区)
  地域住民乗合交通森の里ぐるっと (神奈川県厚木市森の里地区)
  自治会輸送活動ふくろう号 (島根県安来市宇波地区)
  地域との協働による買い物等支援推進事業 (買い物先への送迎モデル事業)
  「ふれあいかすみ号」 (福岡県福岡市香住丘校区)

 ○海外事例
  Rezo Pouce(フランスモワサック他)
  BürgerBus(ドイツバーデン・ヴュルテンベルク州他)


  • 自律移動支援プロジェクト
  • 二層の広域圏の形成に資する総合的な交通体系に関する検討委員会 最終報告書
  • 第4回 全国幹線旅客純流動調査
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  • 地域のモビリティ確保の知恵袋
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