総合的な交通体系を目指して

地域のモビリティ確保の知恵袋2016~対流促進による地域交通の活性化~

 総合政策局 総務課 政策企画官(総合交通体系)では、『地域のモビリティ確保の知恵袋2016~対流促進による地域交通の活性化~』を発刊しました。

 地域の公共交通を維持するために、利用者の確保は不可欠ですが、本格的な人口減少を迎える中で、地域住民のみでは十分な需要が確保されないことが想定され、如何に地域住民以外の需要を取り込むことができるかが、公共交通の維持に向けた着眼点の一つになると考えられます。

 先般、人口減少など国土に係る状況の変化に対応するため、「国土のグランドデザイン2050」、「国土形成計画(全国計画)」が策定され、新たな国土の姿として、国内の地域間や国内と海外の間の人・モノ・情報の流れ(対流)が湧き起る「対流促進型国土」が示されていますが、対流の促進により、地域によっては、地域外から人が流入することが期待されています。

 そこで、当課では、地域内外との対流を地域交通に取り込む地域交通施策のあり方について検討し、「地域のモビリティ確保の知恵袋2016」として取りまとめました。対流促進により発生する来訪者等の交通需要を取り込むことで、地域の公共交通の活性化を図る方策を提案しています。各地域において、交通施策を検討する際の参考にしていただければ幸いです。

◆本編

(目次・第1章)
〈目次〉
0 本知恵袋のねらい
1 新たな国土像・地域像
 1.1 時代背景
 1.2 新たな国土像・地域像
(第2章)
2 地域交通の現状と課題
 2.1 地域交通の現状
 2.2 地域交通の課題
(第3章)
3 今後の地域交通のあり方
 3.1 基本的な考え方
 3.2 地域交通施策の方向性
(第4章)
4 地域内外との対流を起こす仕掛け
 4.1 地域内外との対流に係る動向
 4.2 地域内外との対流の原動力となるまちづくりの仕掛け
  4.2.1 まちづくりの仕掛け方
  4.2.2 まちづくりの仕掛けを作るノウハウ
 4.3 地域内外との対流により生じる交通需要
(第5章)
5 対流を取り込む地域交通施策のあり方
 5.1 地域交通活性化に向けた戦略の考え方
 5.2 対流を取り込む地域交通施策
 5.3 対流を取り込む地域交通施策の立案
  5.3.1 地域交通の成長戦略の検討
  5.3.2 施策の具体化

  • 全国幹線旅客純流動調査
  • 訪日外国人の国内流動の実態分析(FF-Data)
  • 総合交通分析システム(NITAS)
  • 地域のモビリティ確保支援
  • 総合交通メールマガジン
  • 地域のモビリティ確保の知恵袋
  • ICTを活用した歩行者移動支援の推進

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