
国土交通白書 2024
第2節 デジタル技術の活用によるイノベーションの推進
■10 国土交通データプラットフォーム
国土に関するデータ、経済活動、自然現象に関するデータを連携させ、分野を跨いだデータ検索・取得を可能とすることで業務の効率化やスマートシティ等の施策の高度化、産学官連携によるイノベーション創出等を実現するためのデータ連携基盤として「国土交通データプラットフォーム」の構築を進めている。
令和2年4月に、国や地方公共団体等が保有するデータと連携し、APIを活用して同一地図上で表示・検索・ダウンロードを可能とした「国土交通データプラットフォーム」を一般公開した。その後も連携データの拡充や機能改良等に取り組んでおり、5年には新たに国土交通省や高速道路会社の工事データを連携したほか、自動的かつ一括でデータの検索や取得ができる利用者向けAPIの提供を開始したところである。今後も、データ連携や機能の充実等により、現実空間の事象をサイバー空間に再現するデジタルツインの実現に向け取組みを進めていく。