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2.実用化研究開発公募

 平成13年度に創設した建設技術研究開発助成制度を拡充して、平成17年度より開始する競争的研究資金。地域の産学官連携等による、建設以外の分野も含めた優れた実用化技術開発に対して補助を行う。


公募対象分野

防災・安全、基盤再生・革新、環境の領域から毎年度分野設定するものとし、17年度は以下の@〜Bの分野を、公募する技術分野として設定。例示するテーマを参考として、設定する技術分野に該当するテーマを提案して応募。


設定分野(1) 地域の防災・減災のための技術開発
  (例)
安価で簡便な既存住宅の耐震改修技術の開発(技術の普及システムの構築等を含む)
避難誘導など地域住民の災害時の活動を支える支援ツールの技術開発

設定分野(2) ストックを診断、解体、再生するための技術開発
  (例)
・環境負荷の小さなコンクリート構造物の解体技術の開発
・老朽化構造物等の再生技術の開発

設定分野(3) 自然環境などを活かし資 源に転換するための技術開発
  (例)
・積雪や夏の高温などの厳しい地域条件を克服・活用するための技術開発
・地域固有の材料や技術を建築物や社会資本の整備に活かすための技術開発
(ハイブリッド化、用途拡大等)

設定分野(4) その他、地域の課題解決のための技術開発


応募資格
以下のいずれかに該当する者とする。
ただし、研究開発の実施に当たり、 これらに該当しない者の協力を受けることを妨げない。
(1) 大学又は同附属試験研究機関に所属する研究者
(2) 研究を主な事業目的としている公益法人又は当該法人に所属する研究者。
(3) その他大臣が適当と認める法人又は当該法人に所属する研究者。
なお共同研究者に、民間企業の調査, 研究, 技術開発関係部門に所属する職員を含むことを条件とする。

今年度実施した課題は以下のとおりである。

平成18年度採択課題(新規採択3課題、継続採択5課題)
【新規課題】
研究開発課題名
研究開発概要
交付申請者名
(当時の所属)
交付予定額
ストック型社会に対応した既存戸建住宅基礎の耐震補強工法の研究開発
−ポリマーセメントモルタルを用いた補修・補強工法の確立−
耐震性が充分でない基礎の耐震補強工法を確立するものである。その手法として,接着力・耐久性等に優れたポリマーセメントモルタルを使用して 補強材を塗り付ける補強工法を開発する。 東京理科大学
工学部第一部
建築学科
助手
杉山 智昭
7,500千円
既存建築物基礎の高度再生技術の開発 既存建築物の基礎構造を解体・撤去することなく、しかも新築される建物の設計自由度を損なわずに現有性能を生かすことができる、合理的・経済 的な既存基礎再利用のための新工法とその性能評価法・実用設計法を開発する。 京都大学大学院
工学研究科
建築学専攻
建築保全再生学講座
教授
林 康裕
14,700千円
耐震性に優れ、狭小間口で自由な建築空間を可能にする木造新工法 の研究開発 壁面全体と床面全体で面的な連続ラーメンを構成することにより間口方向に壁を全く用いることなく十分な耐震性能を確保する木造新工法の研究開発。狭小間口住宅に本工法を適応すれば筒抜けの空間が形成され、間口幅を十分有効に活用したフレキシブルで快適な居住空間を持つ建築が可能となる 滋賀県立大学
環境科学部
環境計画学科
助教授
陶器 浩一
10,500千円
【継続課題】
研究開発課題名
研究開発概要
交付申請者名
(当時の所属)
交付予定額
環境共生型土砂災害防御システムの開発 落石、急傾斜地崩壊、土石流から人命・財産を守るため、「調査の効率化手法、安定度評価方法、災害範囲予測システムの構築」および「環境共生型 防護工の設計・施工法の確立」を目指す。 岐阜大学
工学部
社会基盤工学科
教授
八嶋 厚
21,700千円
緊張PC鋼棒と合成極厚無筋壁を用いたピロティ住宅の耐震改修 地震に弱い既存ピロティ住宅の耐震性能を飛躍的に向上させ、地震に強いピロティ住宅に変換させるための安価で簡便な耐震改修技術を、緊張PC 鋼棒と合成極厚無筋壁を用いて実用化する研究開発である。 琉球大学
工学部
環境建設工学科
教授
山川 哲雄
16,700千円
流木に起因する洪水氾濫防止対策の実用化 近年多発する流木に起因する洪水氾濫に対し、流木による予想外の被害を最小限に抑えるため、橋脚や橋桁部で流木をスムーズに流下させるとともに、氾濫に影響のない箇所において流木の捕捉を促進する対策手法の実用化を 図る。 愛媛大学大学院
理工学研究科
生産環境工学専攻
教授
渡邊 政広
7,900千円
潜熱蓄熱材内包蓄熱パネルの床暖房システムへの実用化研究
−施工性の向上、低コスト化の実現と公共施設・住宅等への普及を 通し電力の平準化に寄与する−
寒冷地の学校等の生活環境を改善する床暖房の実用化研究。低コスト化、施工性の向上と安全性を目的に、蓄熱カプセル(潜熱効果)を混入したコンクリートパネル(顕熱効果)とヒーターを組み合わせたシステムの設計。 長岡造形大学
造形学部
環境デザイン学科
教授
後藤 哲男
4,500千円
古タイヤゴムチップスを用いた多機能・環境配慮型地盤材料の開発 古タイヤを原材料としたゴムチップを単体、または浚渫土砂や建設残土と混合固化処理することによって、地震時の変形へ追随でき、あわせて、遮水性の保持が可能など、多機能で環境配慮型の地盤材料を開発する。 茨城大学
工学部
都市システム工学科
教授
安原 一哉
9,000千円

過去に実施した課題は以下のとおりである。



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