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国土交通省土地・建設産業局メールマガジン H30.9.7(金) 第8号
【目 次】
・トピックス
◆平成31年度予算概算要求、税制改正要望(土地・建設産業局関係)
◆中央建設業審議会総会の開催
◆主要都市の地価は95%の地区で上昇基調
◆ベトナムで土地評価制度導入に向けたパイロット事業を実施
◆日・フィリピン不動産開発投資セミナーを開催 ・土地・建設産業ミニコラム
~ こども霞ヶ関見学デー ~
・最近の統計調査結果から
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━━━━━ トピックス ━━━━━
◆平成31年度予算概算要求、税制改正要望について(土地・建設産業局関係)
概算要求については、一般会計総額で191億1,500万円を要求しました。主な内容は以下のとおりです。
・地籍整備の推進(124億5,500万円)
・地価公示の実施など、不動産情報の整備・提供の充実等(49億3,600万円)
・不動産市場の環境整備(4億9,100万円)
・建設市場の環境整備(8億500万円)
・建設産業・不動産業の海外展開の推進(1億5,500万円)
※詳細は、国交省HPでご覧いただけます。
http://www.mlit.go.jp/common/001250557.pdf
税制改正要望については、本年度末に適用期限を迎える以下の税制特例について、それぞれ延長・拡充を要望しました。
・土地の所有権移転登記等に係る登録免許税の特例措置
・Jリート及びSPCが取得する不動産に係る特例措置(登録免許税、不動産取得税)
・不動産特定共同事業において取得される不動産に係る特例措置(登録免許税、不動産取得税)
また、本年6月に「所有者不明土地の利用の円滑化等に関する特別措置法」が成立したことを踏まえ、所有者不明土地の
円滑な利用に資する「地域福利増進事業」の促進のための新規措置についても要望しました。
※詳細は、国交省HPでご覧いただけます。
http://www.mlit.go.jp/common/001250748.pdf
◆中央建設業審議会総会を開催しました
~民法改正を受けた約款改正WGの設置等について審議~
中央建設業審議会(中建審。会長:石原邦夫 東京海上日動株式会社相談役)は、建設業法に基づき、建設業者に対する
経営事項審査の項目・基準や、建設工事の標準請負契約約款等について審議を行うことを目的として、昭和24年に設置さ
れました。
8月6日に開催された総会では、建設業の働き方改革についてのこれまでの取組や、6月の中建審・社整審基本問題小委
員会の中間とりまとめ(長時間労働の是正、処遇改善、生産性向上などの分野について、法改正も視野に早急に講じるべき
施策に関するとりまとめ)について報告するとともに、中間とりまとめを踏まえ、標準請負契約約款の改正に関するWG(約款
改正WG)や民間発注工事に関するWGを設置することについて審議・了承いただきました。
※当日資料や議事録は以下のHPでご覧頂けます。
http://www.mlit.go.jp/policy/shingikai/s501_chuokensetsugyo01.html
◆主要都市の地価は95%の地区で上昇基調となりました
平成30年4月1日~平成30年7月1日の地価動向を調査した地価LOOKレポート(※)によれば、主要都市の地価は、全体
として緩やかな上昇基調が継続(上昇地区は前期91地区→今期95地区)となっています。
<レポート結果のポイント>
・上昇地区数の割合が2期連続して9割を上回る。但し、緩やかな上昇(0~3%の上昇)の地区が大半。
・地方圏では、商業系1地区(盛岡駅周辺)が横ばいから緩やかな上昇に転じた。
・東京圏では、住宅系3地区(番町、佃・月島、吉祥寺)が横ばいから緩やかな上昇に転じた。
(※)地価LOOKレポート(主要都市の高度利用地地価動向報告)とは
国土交通省が、主要都市の高度利用地等を対象に、四半期毎の地価動向を調査し、先行的な地価動向を明らかにするも
のです。調査対象は全国100地区で、内訳は以下のとおりです。
東京圏:43地区、大阪圏:25地区、名古屋圏:9地区、地方圏:23地区
調査結果の詳細は、国土交通省 土地・建設産業局のHP 地価LOOKレポートにて公開しています。
http://www.mlit.go.jp/totikensangyo/totikensangyo_fr4_000045.html
◆ベトナムで土地評価制度導入に向けたパイロット事業を実施しています
ベトナムでは、政府が公表している地価が実態と大きく乖離しており、実勢価格に近づけた土地評価制度の導入が急務と
なっています。国土交通省は、同国から、土地評価制度の導入に向けたパイロット事業に関する協力要請を受け、今年度、
同国ハイフォン市において、日本の土地評価手法を用いた路線価図や土地評価マニュアルの提供を予定しています。
8月にはあきもと国土交通副大臣が同国を訪問し、ハー天然資源・環境大臣との会談で、今後も協力を継続していくことを
確認しました。
パイロット事業を通じて土地評価制度が整備されることにより、我が国建設・不動産企業のビジネス環境が改善されること
が期待されます。
◆日・フィリピン不動産開発投資セミナーを開催しました
我が国不動産業の海外展開にあたって特に有望な進出先であるフィリピンにおいて、不動産分野における相互理解の促
進や我が国企業のプレゼンスの向上を図ること等を目的とした不動産開発投資セミナーを8月29日に開催しました。
両国を代表し、日本からは高橋国土交通大臣政務官、フィリピンからはデル・ロザリオ住宅都市開発調整評議会(HUDCC)
議長が出席した他、両国の政府関係者及び民間不動産企業など、総勢109名が参加しました。
当該セミナーをきっかけに、我が国不動産企業の同国市場への進出、また、我が国の不動産企業が蓄積してきた技術、
ノウハウ、経験がフィリピンにおける不動産開発分野の発展に貢献していくことが期待されます。
━━━━━ 土地・建設産業ミニコラム ━━━━━
~第8回 こども霞ヶ関見学デー~
8月1日(水)、2日(木)、子供たちを対象とした「子ども霞が関見学デー」が開催されました。本イベントは、子供たちが広く
社会を知る体験活動の機会を提供する取組として、国土交通省を含む26府省庁等が実施しております。
国土交通省への来場者数は年々増えており、今年度は過去最高となる4,780人の方々にご来場いただきました。
本コラムでは、建設業関係のイベントについて紹介いたします。
〇大胆なのに繊細!?~災害時も活躍、ショベルカーのデモンストレーション!シミュレーターもあるよ!
【パワーショベルによる書道デモンストレーション】
ショベルカーのアームの先のバケットに大きな毛筆用の筆をくくりつけ、アームを上下運動させながら、「夏休み」、「国土交
通省」、「建設」などの文字を大きな紙に書くデモンストレーションを行いました。大きな重機でこんな繊細な字が書けるのかと、
集まった子供は大はしゃぎ。建設現場で見た憧れの建設機械に乗ってみたいと、子供たちが次々と訪れ写真撮影もしていま
した。
【重機操作体験シミュレーション】
2本のコントローラーを使って重機の操作体験ができるシミュレーションコーナーが設けられ、子供達は、自分の手でミニパ
ワーショベルを真剣な表情で動かしていました。(協力:日本キャタピラーグループ)
〇職人さんになってみよう!~大工さん、庭師職人さん、アンカー職人さんってどんなお仕事?~
大工・造園・アンカーの各団体により、5つの体験コーナーが設けられました。
「大工職人体験」では、「木でパズルを作ってみよう!」と「かんな掛け・くぎ打ち体験」が行われました。パズルづくりは、のこ
ぎりで大小さまざまに切断された三角形や四角形の部材の切断面を紙やすりできれいに整え、木の枠にはめていくもので、
子供達は完成したパズルを誇らしげに持ち帰っていました。
かんな掛けと釘打ちについては、子供達が大工になったつもりで、角材にかんなを掛け、釘を打ちました。かんな掛けの後に
出る長く伸びた削りかすを「かつお節だ」とはしゃぎながら持ち帰る子供もいました。
(協力:(一社)全国中小建築工事業団体連合会)
〇国土交通大臣とおはなししよう
小中学生が石井国土交通大臣に対し、子供ならではの素朴な疑問を投げかけました。中にはするどい視点を持った子もお
り、「建設業で働く人が減っているようですが、どのような解決策をお考えですか」との問いかけに対し、大臣は「渋い質問だ
ね」と驚きを見せつつ、若い人に入職してもらうため週休2日の確保や、女性にも活躍してもらうための環境整備も進めている
と回答いたしました。
━━━━━ 最近の統計結果から ━━━━━
★不動産価格指数(平成30年5月・第1四半期分)【8/29(水)公表】
住宅総合は対前年同月比2.0%の上昇、商業用不動産は対前年同期比3.9%の上昇
http://www.mlit.go.jp/report/press/08kakakushisu.html
★主要建設資材需給・価格動向調査結果【8/27 (月)公表】
全国における主要建設資材の価格動向は、H形鋼が2ヶ月連続で“やや上昇”。需給動向は “均衡”
http://www.mlit.go.jp/toukeijouhou/chojou/mon.htm
★建設労働需給調査【8/27(月)公表】
建設技能労働者8職種の過不足率について、6月は1.3%の不足、7月は1.4%%の不足となり、0.1ポイント不足幅が拡大
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000785.html
★1級土木施工管理技術検定試験「学科試験」合格者の発表【8/17(金)公表】
合格者に占める女性比率過去最大を記録(6.0%)
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo13_hh_000586.html
★主要建設資材月別需要予測<平成30年9月分>【8/10(金)公表】
9月の主要建設資材需要予測は、形鋼が4ヶ月連続で前年同月比プラス、その他の資材はマイナスと予測
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo14_hh_000781.html
★1級・2級建設機械施工技術検定「学科試験」合格者の発表【8/2(木)公表】
1級825人、2級4,507人(延べ人数)の合格者を決定
http://www.mlit.go.jp/report/press/totikensangyo13_hh_000583.html
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■国土交通省土地・建設産業局メールマガジン編集部(総務課内)
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