国土交通省
  トラック輸送情報(平成13年7月分)
ラインBack to Home

平成13年9月28日
<連絡先>
国土交通省総合政策局
情報管理部交通調査統計課
(内線28315)

電話:03-5253-8111(代表)



1.特別積合せ貨物

(1)本月の輸送状況

 調査対象27社の本月の輸送量は6,241,797トンで、前年同月比 93.1% 、前月比105.2%(季節調整済み 96.5%)の実績であった。(図1−1、図1−2参照)
 なお、平均稼働日数は、24.7日、稼働1日当たりの輸送量は252,704トンで、前年同月比 92.7%、 前月比108.6%となった。

図1−1

図1−2

(2)宅配便の輸送状況

 調査対象27社のうち、宅配便輸送を行っている19社の宅配便貨物の取り扱い個数は185,386,094個であり、
前年同月比 99.5%、前月比138.4%(季節調整済み 95.9%)であった。(図2−1、図2−2参照)

図2−1

図2−2

(3)本月の輸送動向

 本月の輸送は、前月と比べ、平均稼働日数は0.8日減少したものの、稼働1日当たりの輸送量は約2.0万トン増加したため、前月比108.6%の実績となった。総輸送量についても先月と比べ約 31万トン増加したため、前月比105.2%の実績となった。宅配便についても約5,147万個増加したため、前月比138.4%の実績となった。
 前年同月と比べると、平均稼働日数は 0.1日増加したものの、稼働1日当たりの輸送量は約2.0万トン減少したため、前年同月比 92.7%の実績となった。 総輸送量についても、約46万トン減少したため、前年同月比 93.1%の実績となった。宅配便についても、約 92万個減少したため、前年同月比 99.5%の実績となった。          

(4)品目別及び地域別輸送状況

 本月の輸送は、中元期であったため、増加傾向にあった。中でも、食料工業品、日用品が全国において、季節的需要増を主な理由として増加している。
 前年同月と比べると、ほぼ全ての品目において減少傾向にあった。中でも、金属製品が関東、中部、近畿において、また、機械が関東において、工場・生産地からの貨物減を主な理由として減少している。

(表1)品目別増減状況(回答事業者数 27社)[PDF形式

2.一般貨物 

(1)本月の輸送状況

 全国の一般貨物トラック事業者(本月の回答事業者数 904社/調査対象事業者数 1,124社)の輸送量は、前年同月比 97.2%、前月比100.9%であった。

(表2)地方運輸局別 前年同月比・前月比
  全国 北海道 東北 新潟 関東 中部 近畿 中国 四国 九州 沖縄
前年同月比 97.2%  98.5%  98.6% 101.7% 97.4% 94.6% 95.8% 96.4% 97.7% 100.3% 94.0%
前月比 100.9% 99.1% 104.3% 100.8% 99.5% 101.0% 101.5% 103.9% 97.1% 103.3% 101.6%

(2)地方運輸局別管内輸送状況(各運輸局より回答のあったもの)

北海道   本月の輸送は、冷夏の影響で夏向け商品の出足が鈍り、また土木工事の影響も地域によって差がでたため「砂利・砂・石材」は増減が顕著にあらわれた。前月比99.1%、前年同月比98.5%と共に下回る実績となった。   
 今後の輸送見通しは、次月は盆休の影響が予想されるものの、輸送量は若干上向きと思われる。
東北  本月の輸送は、猛暑の影響で、「野菜・果物」や「食料工業品(飲料水)」の輸送の増加が目立った反面、全体的に受注、需要減を理由に減少した品目が多く見られたため、前月比104.3%、前年同月比98.6%の実績となった。 
 今後の輸送見通しは、次月および以降ともにほぼ横這いである。
新潟  本月の輸送は、出荷増を理由に「野菜・果物」、スクラップ移動で「鉄鋼」、「食料工業品(アイスクリーム)」の輸送増加が顕著であったため、前月比100.8%、前年同月比101.7%と共に上回る実績となった。
 今後の輸送見通しは、次月は下降傾向にあるものの、以降は上昇傾向にある。
関東  本月の輸送は、季節的要因によると見られる品目の「野菜・果物」、「食料工業品」の輸送量は増加が見られたものの、全体的に見ると減少項目が目立ち、前月比99.5%、前年同月比97.4%と共に下回る実績となった。
 今後の輸送見通しは、次月および以降ともに下降傾向にある。
中部  本月の輸送は、「金属鉱」、「非鉄金属」、「機械」等の金属関連に減少が見られたものの、生産増で「野菜・果物」、「日用品(通販等)」の増加により、前月比101.0%と上回ったが、前年同月比では94.6%と下回った。 
 今後の輸送見通しは、次月は盆休が有るため減少、以降も減少傾向にある。
近畿  本月の輸送は、中元繁忙期、天候の影響を理由に「揮発油」、「食料工業品(飲料水関係)」の輸送が増加傾向にあった反面、「食料工業品」の販売量減少、「日用品」の季節変動による減少がみられた。全体的にみれば依然景気低迷のため輸送量の増加には至っていない。 
 今後の輸送見通しは、次月および以降共に下降傾向にある。 
中国  本月の輸送は、夏期に入り季節的な商品の輸送量が増加した。「野菜・果物」、「食料工業品(飲料水・ビール)」が挙げられる。中元期に入り「日用品」も延びている反面、「木材」、「紙・パルプ」の輸送量が減少した。前月比03.9%で延びたものの、前年同月比96.4%と減少した。今後の輸送見通しは、短期(次月予想)では減少であるが、長期的にはいくらか回復する予想が出ている。
四国  本月の輸送は、「野菜・果物(季節的変動)」、「紙・パルプ(野菜出荷用ダンボール)」、「食料工業品(猛暑の影響)」の輸送が微増したものの、輸送量の増加要因が見当たらないことから低調な状況が続くものと思われ、前月比97.1%、前年同月比97.7%と共に下回った。           
 今後の輸送見通しは、次月および以降ともに減少傾向にある。
九州  本月の輸送は、全体的に輸送量が増加している。季節的要因に起因して需要が増加しているものが多いためと思われる。「野菜・果物」、中元期により「取り合せ品(宅配便)」、猛暑により「食料工業品(ビール・飲料水)」、「機械」、「日用品」でエアコンなどの家電製品の需要増が目立ったため、前月比103.3%、前年同月比100.3%と共に上回った。 
 今後の輸送見通しは、次月および以降ともに減少傾向にある。
沖縄  本月の輸送は、「その他の農産品(葉タバコ)」、猛暑の影響で、「食料工業品(飲料)」、「日用品(クーラー)」の輸送が増加したことから前月比101.6%と上回り、「その他の農産品」で切花の輸送減、「その他」では夏休みによる給食輸送減が見られた事により、前年同月比94.0%と下回った。 
 今後の輸送見通しは、次月は下降傾向にあるものの、以降は上昇傾向にある。

(3)運輸局別、品目別増減状況(対前月比) [PDF形式

 回答のあった事業者数をとりまとめた。各欄のうち上段は増加、下段は減少件数である。

戻る
ライン
All Rights Reserved, Copyright (C) 2001, Ministry of Land, Infrastructure and Transport