航空

1-1.羽田空港の再拡張に関する検討経緯(前回検討会以降)

○第6回首都圏第3空港調査検討会(平成13年7月31日)において、確認された方針
  • 首都圏の空港容量不足に対する解決策として、既存ストックの有効活用、利用者利便等の観点から、羽田空港の再拡張が最も優れているので、これを優先して推進する。
  • 羽田空港の再拡張については、「羽田は国内線の、成田は国際線の拠点空港である。」との基本的考え方は維持しつつ、国際線の受入れを視野に入れて検討を行う。
  • 羽田空港の再拡張についての課題(港湾・航路、多摩川)については、当局において関係者と調整の上解決を図る。
  • 将来の航空需要を考慮すると、いずれ第3空港が必要となると考えられるので、長期的な視点から、8つの候補地について更に検討を行い、絞り込みを進める。
○平成13年 8月28日
  都市再生プロジェクト(第二次決定)
「国際化を視野に入れつつ東京国際空港(羽田空港)の再拡張に早急に着手し4本目の滑走路を整備する」
○船舶航行への影響に関する検討
「東京国際空港再拡張による船舶航行影響調査検討会」による検討
「羽田空港再拡張(B滑走路平行案)に伴う第一航路問題検討プロジェクトチーム」による検討
○多摩川への影響に関する検討
  • 河川管理者等との検討・調整
○新設滑走路の計画位置変更に伴う処理容量、騒音区域への影響の確認
  • 空港表面シミュレーションの再実施
  • 騒音コンターの修正
○平成13年 12月19日
「羽田空港の再拡張に関する基本的考え方」の決定及び公表




〔首相官邸・都市再生本部ホームページより〕


都市再生プロジェクト(第二次決定)(抄)

(平成13年8月28日 都市再生本部決定)
1. 大都市圏における国際交流・物流機能の強化

 大都市圏の国際競争力を高め、我が国経済の牽引役とするため、国際都市に相応しい国際交流・物流機能を確保する。

1.大都市圏における空港の機能強化と空港アクセスの利便性向上

(1)大都市圏の拠点空港である新東京国際空港、東京国際空港(再拡張)、関西国際空港(2期)及び中部国際空港について、需要に応じて時機を失することなく整備するとともに、アクセスの利便性向上を図る。

(2)特に増大する需要への対応が遅れている首都圏においては、以下に掲げる施策について、その早期実現を図る観点から、それぞれ整備目標を明示しつつ一体的に推進する。

  1. 空港の機能強化

    新東京国際空港(成田空港)の平行滑走路の早期完成を図るとともに、国際化を視野に入れつつ東京国際空港(羽田空港)の再拡張に早急に着手し4本目の滑走路を整備する。

  2. アクセスの利便性向上

    アクセスの利便性向上については、可能な限りの施策を集中的に投入する。この方針の下に、以下に掲げる施策を推進する。

    • 都心と成田空港間、更に両空港間を短時間で結ぶ、新たな鉄道アクセスルート(北総開発鉄道北総・公団線を延伸して成田空港へ至る路線)の早期整備
    • 首都圏北部と成田空港間のアクセス時間を大幅に短縮する新たな道路アクセスルートとして、東京外かく環状道路の東側区間の早期整備と北千葉道路の計画の早期具体化
    • 首都圏及びその周辺地域から東京駅を経由した両空港へのアクセス利便性を向上させる、都営浅草線の東京駅接着及び追い抜き線新設の早期実現
    • 横浜方面から羽田空港への直接乗入れを可能とする、京急蒲田駅改善事業の早期実施



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