航空

第5回 工法評価選定会議  資料2 滑走路上における継ぎ手構造について(埋立・桟橋組合せ工法)ー海外空港事例調査ー〔資料2-3〕

ニューヨーク ラガーディア空港



桟橋構造の採用



ラガーディア空港の概況

●滑走路長 2,100m×2本
●構造埋立部と桟橋部(600m及び300m)からなる複合構造により滑走路を延伸、1966年供用
●桟橋部の構造プレキャストの桁及びスラブを鋼管をケーシングとしたRC杭で支持
●離着陸回数 366,000回(2001年)
●旅客数 2,190万人(2001年)

桟橋部縦断図



桟橋構造と施工手順


杭及び桁の施工

プレキャストパネルの施工

フィンガー・ジョイント

許容変位
軸方向32mm、軸直角方向32mm

埋立部と桟橋部の接続

ジョイントとタッチダウンエリア


4-22滑走路

ジョイント部の通過


4-22滑走路海側への離陸

沈下への対応策とジョイントの改良



桟橋の維持管理


飛まつ帯に設置された重防食
桟橋下面はボートを用いて点検

アメリカン航空ヒアリング(1)

●ラガーディア空港に投入している航空機
      ●ボーイングB757(デルタ航空はB767)‥250-300人乗りの中型ジェット

●継ぎ手部の走行性
      ●騒音、振動、タイヤバーストなどは通常の空港と同じで、問題は生じていない
      ●継ぎ手部を走行する場合の速度は240km程度

アメリカン航空ヒアリング(2)

●パイロットの視点からの留意事項
      ●着陸時に高度計表示が変化することに注意している(海上に設置された滑走路の場合)
      ●路面の摩擦係数はどうか

ラガーディア空港のまとめ

●継ぎ手部の走行性
      ●継ぎ手部の滑走速度240km/h
      ●継ぎ手部の走行性に問題はない

●桟橋構造設計上の配慮
      ●機材の大型化に対応して、杭及び桁の追加による補強を実施
      ●共同溝を桟橋スラブ内から外側へ移設中
●維持管理
      ●構造物は3年ごと、ジョイントは2年ごとの点検
      ●耐用年数 継ぎ手25-30年、杭100年、重防食15年
      ●維持補修が困難な個所は、メンテナンスフリーとすることが望ましい


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