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第1編 地震災害に係る検討(18)

表12-2 調査対象地域の安全性(中央地域)
岐阜県 愛知県 静岡県 三重県 畿央地域
地殻・地盤状況等(地震現象の整理) 本地域は、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込んでいる沈み込み帯の近くに位置する。そのため海溝型地震が発生した場合に大きな被害が発生する。また、M8程度の地震が、繰り返し発生している。
なお、活断層は北東地域に比べて相対的に多い。
地殻・地盤状況等(主な活断層) ・県北部から東部の主要な活断層は、阿寺断層帯(活動度A)を除き、北東−南西方向に延びている。
・主な活断層として、屏風山
・恵那山断層帯(活動度B〜C)が存在する。
・県中央部には、活断層である猿投山活断層帯(活動度B)が北東−南西方面に延びている。
・岐阜市から名古屋市にかけての地下に岐阜−一宮断層帯(活動度B)という潜在断層が北西−南東方向に延びるとされている。
・伊勢湾内には伊勢湾断層帯(活動度B)が存在する。
・県南部には、中央溝造線が東北東−西南西方向に延びるが、この付近では活断層である可能性は薄いとされている。
・県内の主要な活断層としては、伊豆半島北部の神縄
・国府津−松田断層帯(活動度A)および富士市から富士宮市にかけて分布する富士川河口断層帯(活動度A)がある。
・県内の主要な活断層は北部に多く、養老山地や鈴鹿山脈、布引山地などと隣接した平地との境目に沿って、養老−桑名−四日市断層帯(活動度B)、鈴鹿東縁断層帯(活動度B〜C)、頓宮断層(活動度B)がほぼ南北方向に延びている。
・伊賀地方には、右横ずれ断層である木津川断層帯(活動度B)が北東−南西方向に延びている。
・畿央地域周辺の琵琶湖の西岸に沿って琵琶湖西岸断層帯(活動度A〜B)、その西側の山地に三方
・花折断層帯(活動度B)があり、この2つの断層帯は、ほぼ平行するように北北東−南南西方向に延びている。
・南東部には鈴鹿西縁断層帯(活動度B)や頓宮断層(活動度B)があり、三重県へ続いている。
地盤の安定性 ・調査対象地域の地盤の安定性は比較的高い。 ・調査対象地域の地盤の安定性は、河川沿いを除いて、比較的高い。 ・調査対象地域の南部の河川沿いの低地に地盤の安定性の低い地域が分布している。
・北部の山地・丘陵地の地盤の安定性は比較的高い。
・調査対象地域の全域で震度6から震度7の地震記録がある。
・表明地域の全域で震度6から震度7の地震記録がある。
・調査対象地域の全域で震度6から震度7の地震記録がある。
・表明地域の全域で震度6から震度7の地震記録がある。
主な地震の履歴/震度6以上 (調査対象地域の記録) ・調査対象地域の西部で震度6の地震記録がある。
・表明地域の一部で震度6の地震記録がある。
・調査対象地域のほぼ全域で震度6から震度7の地震記録がある。
・表明地域のほぼ全域で震度6から震度7の地震記録がある。
・調査対象地域のほぼ全域で震度6から震度7の地震記録がある。
・表明地域のほぼ全域で震度6から震度7の地震記録がある。
・調査対象地域の全域で震度6から震度7の地震記録がある。
・表明地域の全域で震度6から震度7の地震記録がある。
・調査対象地域の全域で震度6から震度7の地震記録がある。
・表明地域の全域で震度6から震度7の地震記録がある。
主な地震の履歴/震度6以上(地震活動の連動性) 1707年宝永地震のように南海トラフで巨大地震が発生すると、富士山の噴火が起きる場合がある。
また、1944年東南海地震(南海トラフで発生)後の、1945年に三河地震(潜在断層)が発生したように、南海トラフ沿いの地震により沿岸部潜在断層の活動が活発化することがある。なお、三河地震では愛知県を中心に甚大な被害を生じた。
シュミレーション結果(海溝型地震
今後百年以内に発生する可能性がある地震)
・調査対象地域の南部を中心に震度6弱の地域に含まれる可能性がある。
・表明地域の一部がこの中に含まれる可能性がある。
・東海地震 (注1) については、1市が地震防災対策強化地域に指定されており、同市は表明地域に含まれる。
・調査対象地域及び表明地域は全域が震度6弱から7の地域に含まれる可能性があり、南部ほど震度が大きい。
・東海地震 (注1) については、1市が地震防災対策強化地域に指定されており、同市は表明地域に含まれる。
・調査対象地域は全域が震度6強から7の地域に含まれる可能性がある。
・表明地域は多くが震度7の地域になる可能性がある。
・東海地震 (注1) については、全県が地域防災対策強化地域に指定されており、調査対象地域の全域がこれに含まれる。
・調査対象地域は全域が震度6弱以上の地域に含まれる可能性があり、沿岸部の一部で震度7になる可能性がある。
・表明地域は全域が震度6弱から6強の地域に含まれる可能性があり、沿岸部ほど震度が大きい。
・調査対象地域及び表明地域は全域が震度5強以上になる可能性があり、南部を中心に震度6弱の地域が出現する可能性がある。
シュミレーション結果(内陸活断層 に伴う 地震
今後百年以内に発生する可能性がある地震)
・調査対象地域及び表明地域の全域で震度6以上とはならない可能性が高い。 ・調査対象地域及び表明地域の全域で震度6以上とはならない可能性が高い。 ・調査対象地域及び表明地域の東部から沿岸部に面した中央部を中心に震度6弱から6強となり、ごく一部で震度7となる可能性がある。 ・調査対象地域及び表明地域の全域で震度6以上とはならない可能性が高い。 ・調査対象地域及び表明地域の全域で震度6以上とはならない可能性が高い。
シュミレーション結果(内陸活断層 に伴う 地震
その他の内陸活断層に伴う地震 (注)2
・調査対象地域は全域が震度6強から7の地域に含まれる可能性がある。
・表明地域は多くが震度7の地域に含まれる可能性がある。
・調査対象地域及び表明地域は全域が震度6弱から7の地域に含まれる可能性があり、概して北西部ほど震度が大きい。 ・調査対象地域及び表明地域は全域が震度5強から6弱の地域に含まれる可能性があり、ごく一部が震度6強の地域に含まれる可能性がある。 ・調査対象地域及び表明地域のほぼ全域が震度7の地域に含まれる可能性があり、ごく一部の地域は震度6強に止まる可能性がある。 ・調査対象地域及び表明地域は全域が震度6強から震度7の地域に含まれる可能性がある。
津波(主な津波の履歴) 調査対象地域には、海岸域がないので津波による危険性は考えられない。 ・渥美半島の遠州灘沿岸で6〜7m程度の津波記録がある(安政東海地震)。 ・駿河湾から遠州灘にかけて6〜7m程度の津波記録がある(安政東海地震)。 伊勢湾沿岸で4m程度の津波記録がある(明応東海地震,安政東海地震)。 調査対象地域には、海岸域がないので津波による危険性は考えられない。
津波(想定される最大津波高さ) ・渥美半島の遠州灘沿岸で6〜7m程度の津波が発生する可能性がある。 ・駿河湾から遠州灘にかけて、6〜7m程度の津波が発生する可能性がある。 伊勢湾沿岸で2〜4m程度の津波が発生する可能性がある。

(注)1:想定東海地震は、中央防災会議において、「大規模な地震が発生するおそれが特に大きい」とされている地震である。
(注)2:発生の可能性については必ずしも明らかではないが、発生した場合には影響が大きいと考えられる地震。

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