日本とフランスとの間で、第3回日仏協力会議(ITS)を開催し、国土交通分野に係るITSの分野に関する情報交換及び意見交換を行いました。
日 程: 2004年(平成16年)10月22日(金)
場 所: 名古屋(マリオットアソシアホテル)
開会挨拶:
【日本側】 愛知県副知事 森 德夫
【フランス側】 仏県議会議長協会会長 クロディ・ルブルトン (日本の全国知事会長に相当)
出席者:
【日本側】
国土交通省大臣官房参事官(国際建設)藤森 祥弘
大臣官房参事官(国際業務)小川 晴基 他
【フランス側】
仏設備運輸住宅観光海洋省 道路交通安全局・陸上輸送局ITS部長、道路橋梁技監 ジャン-フランソワ・ジャナン 他
(1) 議論概要:テーマ「地方自治体におけるITS」
政策に対する評価
日本側から、公共交通(乗合バス)利便性向上のための利用者への情報に関するデータフォーマット標準化の取組、自動車による交通事故・渋滞・環境への悪影響の解消のための高速道路上での実験例及び効果の紹介を行いました。
地方自治体におけるITSの推進方策
日本側から、愛知県におけるITS推進構想の概要、市町村との協力に関する報告を行いました。
フランス側から、環境(騒音、大気汚染防止)に配慮し、将来的に低コストとなる小規模自動車「サイバーカー」に関する具体的取組等が紹介がされました。
国の役割
日本側から、公共交通の利用者への情報に関するデータフォーマット標準化の取組みの有効性についての評価結果のほか、ITSに関する国の諸施策の紹介を行いました。
(2) 次回テーマ
政策評価
1) ITSプロジェクトの評価方法
2) ITS政策の比較
地方公共団体のITS計画についての情報交換
交通利用者への電子情報提供
1) 規準化
2) 地方公共団体と国の役割
※過去の開催状況
2002年9月(パリ)第1回会合(ITS)
ITSの開発・普及における政府の役割、評価を中心に具体的事例を通じた意見交換等により、協力を進めることを合意しました。
2003年7月(東京)第2回会合(ITS)
第1回会議で合意されたITSの開発・普及における政府の役割、評価に加え、個別課題としてのITSの国際標準化、ETC、先進安全自動車、情報システムへの活用等を議論しました。
最終更新日:平成21年12月09日