国際

APEC観光ワーキンググループ会合

概要

 APEC加盟エコノミーの実務者レベルが一堂に会し、APEC域内における観光分野の現状について認識を共有するとともに、新しい課題について検討を行う会合です。1991年6月のアメリカ・ハワイにて開催された第1回会合を皮切りに、通常、年2回開催されています。日本では、1995年10月の第7回会合を金沢で、2006年5月の第28回会合を静岡で開催しており、2010年9月には奈良にて第37回会合を開催する予定です。
 
(参加国)
ASEAN7ヶ国(ブルネイ、インドネシア、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)、日本、韓国、中国、チャイニーズ・タイペイ、中国香港、メキシコ、パプアニューギニア、オーストラリア、ニュージーランド、アメリカ、カナダ、ペルー、チリ、ロシア

最近の観光ワーキンググループにおける議論

 APEC観光WGにおいては、APEC改革の流れに呼応して、域内観光振興に向けた実質的な議論を活発に行っており、観光サテライト勘定の能力開発、環境問題やローカルコミュニティーの観光活動への取り込み(貧困緩和)など、新たな課題への取り組みを強化してきています。
 2009年10月にペルー・クスコにて開催された第35回会合では、これらの課題に加え、APEC観光WGとして初めてMICEが一般討議課題のうちの1つとして取り上げられ、我が国からはMICEの振興は、訪日外国人客の増加、経済効果、地域の活性化の観点から大きな意義があることから、その推進のためにMICE推進アクションプランをとりまとめたこと、今後はこのプランに基づき諸施策を遂行していくことについて報告を行いました。
 
(参考)第28回APEC観光ワーキンググループ会合(静岡)について
 2006年5月10日、11日に静岡において開催いたしました。域内の観光の発展について意見交換が行われ、第4回APEC観光大臣会合における優先議題をAPEC観光憲章の更なる検討などとすることを決定いたしました。日本のイニシアチブにより、観光における青少年交流・姉妹(友好)都市交流促進の重要性について議論され、「青少年交流と姉妹(友好)都市交流の促進についての共同声声」(「青少年交流・姉妹都市交流についてのAPEC静岡声明」)が採択されました。

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