上下水道

下水道の維持管理

ストックマネジメントの推進
 ストックマネジメントは、長期的な視点で下水道施設全体の今後の老朽化の進展状況を考慮し、優先順位付けを行ったうえで、施設の点検・調査、修繕・改善を実施し、施設全体を対象とした施設管理を最適化することを目的としています。


(1)施設の現状
・令和3年度末における、全国の下水道管渠の総延長は約49万km。
・標準耐用年数50年を経過した管渠の延長約3万km(総延長の約6%)が、10年後は約9万km(約18%)、20年後は約20万km(約40%)と今後は急速に増加します。
・令和3年度末で約2,200箇所ある下水処理場でも、機械・電気設備の標準耐用年数15年を経過した施設が約2,000箇所(全体の90%)と老朽化が進行しています。
・持続的な下水道機能確保のため、計画的な維持管理・改築事業の実施が必要です。




    

(2)下水道に起因した事故の状況

○管路施設に起因した道路陥没件数の推移





○道路陥没深さ(令和3年度)




 
(3)ストックマネジメントによる老朽化対策の推進

下水道施設の老朽化等及び長寿命化対策の事例
○管路施設


○処理場設備

 

ストックマネジメント促進に向けた取組

 維持管理を起点としたマネジメントサイクルの確立を図り、老朽化が進む下水道施設の老朽化対策、維持更新の計画的な実施に繋がるような施策を講じていくことが重要です。
まずは、以下の3つの取り組みを柱に、より一層の効率的・効果的なストックマネジメントの促進を図ります。

・施策[1] ・・・ ストックマネジメントの概念を普及・定着させるため、SM勉強会などを通じて好事例の発掘や水平展開、SM通信簿の運用による自己診断や他団体との比較を通じてSMの自発的な取り組みを更に加速。

・施策[2] ・・・ 維持管理を起点とするマネジメントサイクルの確立に向け、維持管理情報等について、データベース化の推進、SM計画策定や効率的な修繕・改築に活用する新たなサイクルの標準化・基準化を実施。

・施策[3] ・・・ 老朽化対策の重要性を下水道界内外に発信するため、腐食のおそれの大きな下水道管路に関して、点検実施状況や結果及び措置状況について、「下水道管路メンテナンス年報」としてとりまとめ、公表。
 
 
<今後のストックマネジメント及び老朽化対策について>

 

維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル確立に向けたガイドライン(管路施設編)-2020 年版-

 【本編】

  ・維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル確立に向けたガイドライン(管路施設編)-2020 年版-(4,045KB)

 【資料編】
  ・
維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル確立に向けたガイドライン(管路施設編)-2020 年版-【資料編】(7,426KB)

 

 

維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル確立に向けたガイドライン(処理場・ポンプ場施設編)-2021 年版-

 【本編】

  ・維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル確立に向けたガイドライン(処理場・ポンプ場施設編)-2021 年版-(4,052KB)

 【資料編】
  ・
維持管理情報等を起点としたマネジメントサイクル確立に向けたガイドライン(処理場・ポンプ場施設編)-2021 年版-【資料編】(1,111KB)

 



新たな事業計画(第3表、様式2)とその根拠となるストックマネジメント実施方針の策定例
 【策定例】
   ・新たな事業計画(第3表、様式2)(203KB)
   ・ストックマネジメント実施方針(初めてストックマネジメントを実施する地方公共団体を想定)(228KB)
 【参考資料】
   ・【参考資料1】新たな事業計画とストックマネジメント実施方針の策定例の対比(751KB)
   ・【参考資料2】ストックマネジメント実施方針策定例の補足説明(作成要領)(614KB)
   ・【参考資料3】管路改築需要量算定ツール(12,400KB)
   ・【参考資料4】処理場・ポンプ場改築需要量算定ツール(資産データあり)(423KB)
   ・【参考資料5】処理場・ポンプ場改築需要量算定ツール(資産データなし)(4,424KB)
   ・【参考資料6】改築需要量算定ツール操作説明(管渠、処理場・ポンプ場)(8,116KB)


下水道事業のストックマネジメント実施に関するガイドライン-2015年版-
 【改定】
   ・下水道事業のストックマネジメント実施に関するガイドライン(2022年改定)

   ・新旧対照表
 【本編】
   ・下水道事業のストックマネジメント実施に関するガイドライン-2015年版- (1,446KB)
 【付録】
   ・【付録1】経営計画・下水道ビジョン事例紹介 (9,804KB)
   ・【付録2】改築通知(令和4.4.1)国水下事第67号「下水道施設の改築について」 (299KB)
   ・【付録3】改築通知(平成26.7.25)国事務連絡「下水道管きょの更生工法による改築に関する交付対象の運用について」 (418KB)
   ・【付録4】長期的な改築の需要見通し検討例 (2,571KB)
   ・【付録5】管渠の健全率予測式 (469KB)
   ・【付録6】リスク評価例(管路施設) (364KB)
   ・【付録7】リスク評価例(処理場・ポンプ場施設) (336KB)
   ・【付録8】管渠調査に関するスクリーニング技術 (910KB)
   ・【付録9】主な設備に関する主要部品の判定項目の例 (594KB)
   ・【付録10】土木・建築の点検・調査項目及び診断の例 (189KB)


ストックマネジメント手法を踏まえた下水道長寿命化計画策定に関する手引き
   ・ストックマネジメント手法を踏まえた下水道長寿命化計画策定に関する手引き【本編】H25.9(4,973KB)
   ・【参考資料1】導入効果例 H25.9(699KB)
   ・【参考資料2】長期的な改築需要見通しの検討例 H25.9(496KB)
   ・【参考資料3】管路施設のストックマネジメント H25.9(4,430KB)
   ・【参考資料4】処理場・ポンプ場施設のストックマネジメント H25.9(1,692KB)
   ・【参考資料5】下水道長寿命化計画の検討例(管路施設) H25.9(528KB)
   ・【参考資料6】下水道長寿命化計画の検討例(処理場設備) H25.9(295KB)
   ・【参考資料7】主な設備に関する主要部品の判定項目の例 H25.9(189KB)
   ・【参考資料8】下水道長寿命化計画の例 H25.9(150KB)

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