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河川局

 川と水辺の技術開発

一級水系における歴史・文化に配慮した整備事例



※現在把握している事例を整理しました。

整理
番号
局名 水系名 河川名 事務所名 施設名称 場所 目的と概要 画像
1 北海道開発局 石狩川 千歳川 石狩川開発建設部 インディアン水車周辺護岸 北海道千歳市 河川改修に伴う水車の移設に併せ、周辺環境に配慮した護岸を設置。水車はサケ捕獲のための水車で「インディアン水車」と呼ばれ、「千歳川サケのふるさと館」が併設されている。
2 石狩川 永山新川 旭川開発建設部 樋門上屋 北海道旭川市 永山新川では歴史的建造物を樋門上屋に再現し、郷土の歴史を後世に語り継ぐことができる整備を実施した。
3 東北地方整備局 北上川 北上川 岩手河川国道事務所 水沢地区水辺プラザ 岩手県水沢市 北上川の歴史的な背景を踏まえ、河川舟運を交流軸とした「水辺プラザ」を水沢地区に整備した。
4 阿武隈川 阿武隈川 福島河川国道事務所 御倉護岸 福島県福島市 舟運が盛んであった歴史と文化を尊重し、将来に伝えていく事を目的に御倉護岸を整備した。今では福島市のイベント会場などに利用されている。
5 雄物川 雄物川 湯沢河川国道事務所 花館環境護岸 秋田県大曲市 大曲ぼんでん祭り等のイベント会場として、人々が集うことができる空間を整備した。
6 最上川 最上川 山形河川国道事務所 最上川水辺プラザ(船着場:親水護岸) 山形県大江町、寒河江市、中山町 「最上川を軸とした人と自然と文化の交流」をテーマに舟運の復元を目指した親水空間を整備した。
7 最上川 最上川 新庄河川事務所 大石田護岸 山形県大石田町 舟運で栄えた歴史を活用し、既存のコンクリート堤防を利用して昔の姿を再現した。
8 赤川 赤川 酒田河川国道事務所 櫛引町総合運動公園および野外ステージ 山形県櫛引町 赤川左岸高水敷に総合運動公園とせせらぎ広場等を整備した。せせらぎ広場にあるステージでは黒川能が上演されるなど多目的に利用されている。
9 関東地方整備局 利根川 利根川 利根川上流河川事務所 山王低水護岸 茨城県五霞町 明治改修当時の工法復元を踏まえ、将来的な船着場の活用なども考慮し、親水護岸を整備した。
10 利根川 北浦 霞ヶ浦河川事務所 階段整備(護岸) 茨城県潮来市 潮来市の伝統行事である「神輿もみ」に配慮し、護岸部分に階段を整備した。
11 利根川 鬼怒川 日光砂防事務所 稲荷川床固群 栃木県日光市 「小杉放菴記念日光美術館」の建設にあわせ「にぎわいのある水辺」創出のために床固を整備した。
12 利根川 鬼怒川 日光砂防事務所 般若沢下流砂防堰堤 栃木県日光市 般若の滝・方等の滝などの景勝地であるため、周辺環境と調和を図るように砂防堰堤を整備した。
13 富士川 富士川 甲府河川国道事務所 聖牛 山梨県六郷町 河岸保護および河川伝統技術の継承を目的として水制を設置した。
14 富士川 釜無川 甲府河川国道事務所 聖牛 山梨県鰍沢町、若草町 河岸保護および河川伝統技術の継承を目的として水制を設置した。
15 富士川 笛吹川 甲府河川国道事務所 川中島水制 山梨県石和町 河岸保護および河川伝統技術の継承を目的として水制を設置した。
16 北陸地方整備局 阿賀野川 日橋川 阿賀川河川事務所 船着場(三反川原低水護岸) 福島県猪苗代町 古くからの舟運の歴史を踏まえ、河川環境整備として船着場を整備した。
17 信濃川 信濃川 信濃川河川事務所 信濃緩傾斜堤(ふれあい堤) 新潟県長岡市 「長岡まつり大花火大会」の観覧場所などに配慮した堤防を整備をした。
18 信濃川 信濃川 信濃川河川事務所 大河津分水洗堰 新潟県分水町 新洗堰建設に伴い、旧洗堰の保存を含めた周辺整備を実施し、併設している大河津分水資料館のリニューアルを実施した。
19 信濃川 魚野川 信濃川河川事務所 護岸改修 新潟県小出町 舟運の歴史をテーマに船着場の再現、環境に配慮した護岸を整備した。
20 常願寺川 常願寺川 富山河川国道事務所 巨大水制群(ピストル水制) 富山県富山市 堤防を守り、流速の軽減や流れ向きを固定するためにピストル型の水制などを設置した。
21 中部地方整備局 豊川 豊川 豊橋河川事務所 船町・今橋環境護岸 愛知県豊橋市 一般市民から改修整備のデザイン案を募集し吉田城周辺の護岸を整備した。
22 矢作川 矢作川 豊橋河川事務所 矢作川小川護岸 愛知県豊田市 砂河川の特性に合わせ、河床の低下対策として伝統工法の柳枝工を整備した。
23 庄内川 庄内川 庄内川河川事務所 神明西低水護岸 愛知県名古屋市 庄内川でおこなわれる「禊ぎ」行事(千年以上の歴史を持つ「きねこさまつり」)に配慮し、低水護岸工事を整備。
24 庄内川 矢田川 庄内川河川事務所 柳枝工護岸 愛知県名古屋市 宮前橋緑地公園の緑地不足を補うためと高水敷の利用促進を目的として伝統的工法を用いて護岸を整備した。
25 木曽川 木曽川 木曽川上流河川事務所 化石林公園 岐阜県美濃加茂市 貴重な化石林を保護し、自然体験などをおこなえる親水空間を整備した。
26 宮川 勢田川 三重河川国道事務所 石積護岸 三重県宮川村 勢田川周辺の特徴的な歴史的な街並みや景観に配慮し石積護岸を整備した。
27 近畿地方整備局 淀川 淀川 淀川河川事務所 三栖閘門 京都府京都市 歴史的な建造物の保存および老朽化した閘門の施設の補修と周辺整備を実施した。
28 淀川 瀬田川 琵琶湖河川事務所 国道422号月見橋 滋賀県大津市 大津放水路開削水路施工に伴い、石山寺参道としての利用や景観保全を踏まえた橋梁を整備した。
29 新宮川 熊野川 紀南河川国道事務所 船町環境護岸 和歌山県新宮市 歴史的な丹鶴城跡の公園整備にあわせ一体的な護岸を整備。
30 九頭竜川 九頭竜川 福井河川国道事務所 九頭竜川鳴鹿大堰 福井県永平寺町 取水堰の整備にあたっては、そのデザインや名称を、地域に伝わる鳴鹿伝説・鳴鹿の舟橋から連想できるように工夫した。
31 中国地方整備局 千代川 千代川 鳥取河川国道事務所 流しびなの水辺 鳥取県用瀬町 伝統的な行事である「流しびな」が行える場として護岸を整備した。
32 江の川 西城川 三次河川国道事務所 旭堤 広島県三次市 江戸時代の石積み堤防を発掘・保存・展示する整備を実施した。
33 高津川 高津川 浜田河川国道事務所 階段護岸 島根県益田市 柿本人麻呂の誕生日を祝う八朔祭の「流鏑馬」行事の復活を踏まえ、河川敷を整備した。
34 高津川 高津川 浜田河川国道事務所 聖牛(水制) 島根県益田市 河床低下防止と伝統工法保存のために聖牛(水制)を設置した。
35 高津川 高津川 浜田河川国道事務所 木工沈床(水制) 島根県益田市 河床低下防止と伝統工法保存のために木工沈床(水制)を設置した。
36 旭川 旭川 岡山河川事務所 旭川水辺の回廊 岡山県岡山市 歴史的な後楽園と調和のとれた散策路を整備した。
37 太田川 元安川 太田川河川事務所 元安川親水護岸 広島県広島市 元安川でおこなわれる灯籠流しの場として護岸を整備した。
38 小瀬川 小瀬川 太田川河川事務所 水辺の楽校(木野) 広島県大竹市 旧山陽道の渡し場周辺を、子どもたちの遊び・学習の場として整備した。
39 四国地方整備局 重信川 重信川 松山河川国道事務所 霞の森公園 愛媛県重信町 伝統な河川工法である霞堤と堤内地から河川へ流れる用水路を活用して公園を整備した。
40 重信川 重信川 松山河川国道事務所 赤坂泉 愛媛県砥部町 江戸時代に農民たちの手によってつくられた赤坂泉を、親水空間として整備した。
41 重信川 重信川 松山河川国道事務所 出合いもたき広場 愛媛県松山市 伝統行事である「いもたき」などに配慮した河川整備を実施した。
42 肱川 肱川 大洲河川国道事務所 桝形地区修景護岸 愛媛県大洲市 護岸の補強および改修を目的に、城下町の歴史に配慮した石積みの護岸を整備した。
43 肱川 肱川 大洲河川国道事務所 肱川堤防維持管理 愛媛県大洲市 藩政時代から保全されてきた水防林を守るため、歴史的景観の保全と生態系に配慮した樹木管理を実施。
44 物部川 物部川 高知河川国道事務所 山田堰公園 高知県土佐山田町 昭和48年の合同堰完成に伴い役目を終えた江戸時代の山田堰を高水敷部分に保存し、河川敷公園として整備。
45 九州地方整備局 遠賀川 遠賀川 遠賀川河川事務所 木屋瀬地区護岸 福岡県北九州市 歴史を活かしたまちづくりと連携して、遠賀川の河川敷の環境整備を実施した。
46 嘉瀬川 嘉瀬川多布施川 武雄河川事務所 石井樋地区歴史的水辺環境 佐賀県佐賀市、大和町 1600年代初めに造られた石井樋の保全・再生・活用を目的に河川環境を整備中。
47 菊池川 菊池川 菊池川河川事務所 水制工 熊本県玉名市 河床洗堀などの防止を目的として、天正16(1588)年に造られたとされる「石はね」(水制)の保全と整備を実施。
48 五ヶ瀬川 五ヶ瀬川 延岡河川国道事務所 畳堤 宮崎県延岡市 歴史的な畳堤を記念し、自主防災体制のシンボルとして記念碑を整備。
49 五ヶ瀬川 北川 延岡河川国道事務所 常夜灯 宮崎県延岡市 歴史的な常夜灯を中心に行事等に活用できる水辺空間を整備。




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