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河川局


河川敷地及び河川保全区域における工作物の設置の事例について


平成16年3月 
国土交通省河川局治水課


 近年の各自治体等からの規制緩和要望等に鑑み、河川敷地及び河川保全区域における工作物の設置事例について、別添のとおり事例集としてまとめましたので、参考にして下さい。


事例項目一覧(工作物)
番 号占用施設位置占用主体施設の名称概        要申請に関するポイント許可に関する基準等問題点・工夫点等標準断面図
1淀川水系淀川
大阪府摂津市地先
摂津市下水道管●堤内側の家屋からの汚水排除の改善のため、河川区域内の道路(市道)に管渠を敷設するものである。●河川区域内における管渠の縦断設置
●河川保全区域内における2Hライン内への施設の設置
●工作物設置許可基準第17条●堤体内への施設の設置
 施工方法の配慮
⇒管渠が堤体の地盤内である場合は、極力堤体をゆるめない推進工法で施工した。
●河川保全区域内における2Hライン内への施設の設置
 構造上の配慮
⇒破裂等の損傷による漏水に対してコンクリート360度巻又は鞘管構造を採用した。
2大和川水系曽我川
奈良県北葛城郡河合町地先
河合町下水道管●下水道整備のため下水道管を縦断的に敷設するものである。●河川区域内における下水道管の縦断的な設置
●計画堤防断面内への敷設
●工作物設置許可基準第17条●計画堤防断面内に埋設
@安全性の評価
⇒浸潤面の上昇に対する影響は少ない。
A構造上の配慮
⇒破損等による漏水に対して鞘管構造とした。
B維持管理上
⇒新たに町道としても占用され、維持管理上も問題無し。
3那賀川水系那賀川
徳島県阿南市地先
阿南市上水道管●井戸からの給水を水質改善の目的で水道管を敷設するものである。●河川区域内における下水道管の縦断的な設置●工作物設置許可基準第17条●計画堤防断面との関係
@安全性の評価
⇒計画堤防断面以上の盛土内であり問題はない。
A構造上の配慮
⇒並列する他の管路とは二重構造の分離型とした。
4狩野川水系狩野川
放水路静岡県田方郡伊豆長岡町地先
協同組合送水管●温泉集配湯管を河川区域内に縦断的に敷設するものである。●河川区域内(堀込河道部)における送水管の縦断的な設置●工作物設置許可基準第17条●計画堤防断面との関係
 配置上の配慮
⇒堀込河道における左岸堤部であるが、計画堤防断面以上の地盤高であり、氾濫等の危険性は全くない箇所である。
5木曽川水系木曽川
岐阜県羽島郡笠松町地先
笠松町下水道管●下水道整備のために下水道管を縦断的に敷設するものである。●河川保全区域内の堤防法先への下水道管の縦断的な敷設●平成6年5月31日付け建設省河治発第40号●堤防の整備状況
⇒完成堤であり、計画堤防断面は確保されている。
●堤脚部分の安全性
⇒2Hルールを満足している。
6関川水系保倉川
新潟県上越市地先
上越市下水道管●下水道整備のため下水道管を縦断的に敷設するものである。●河川保全区域内における下水道管の縦断設置●工作物設置許可基準第17条●計画堤防断面との関係
@安全性の評価
⇒計画堤防断面外であり、影響はない。
A構造上の配慮
⇒高強度コンクリート管を使用し、耐久性の向上を図っている。
7名取川水系名取川
仙台市太白区東中田地先
仙台市水道事業管理者水道管●堤内側の家屋に給水するため、河川区域内に水道管を敷設するものである。●河川区域内及び河川保全区域内における水道管の縦断設置●工作物設置許可基準第17条●堤体内への施設の配置
@構造上の配慮
⇒名取川右岸6.0kの河川計画堤防範囲に支障をきたさず、ダクタイル鋳鉄管を下水道管と共に敷設した。
A配置上の配慮
⇒光ケーブルと1.0m以上の離隔を確保した。
8名取川水系名取川
仙台市太白区東中田地先
下水道事業管理者 仙台市長下水道管●汲み取り式により住環境の改善を図るため下水道管を敷設するものである。●河川区域内及び河川保全区域内における下水道管の縦断設置●工作物設置許可基準第17条●堤体内への施設の配置
@構造上の配慮
⇒名取川右岸6.0kの河川計画堤防範囲に支障をきたさず、ダクタイル鋳鉄管を水道管と共に敷設した。
A配置上の配慮
⇒光ケーブルと1.0m以上の離隔を確保した。



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