古くから人々の暮らしに多くの恵みと潤いを与えている鳴瀬川。
鳴瀬川流域は、藩政時代に「本石米」の舟輸送が栄えたところで、明治になっても、壮大な野蒜築港や日本有数の運河などで文化が作られてきました。
しかし、この川もしばしば大洪水に見舞われ、古くは元禄の時代より治水工事、新田開発を主な目的した名鰭沼や品井沼の干拓などが行われ、その結果、わが国でも指折りの穀倉地帯として発展をとげてきました。さらに、近年では東北新幹線や東北縦貫・三陸縦貫自動車道などが整うことにより、今後益々、都市の開発が進展する地域となっています。