新川開削は、大蒲沼に発し、庄内川右岸に並行して流れ、菅津付近で五条川を合流し、五条川の庄内川への合流点はこれを塞ぎ更に南下して、榎津・納屋山新田( 中川区富田町)の中ほどで庄内川に合流させました。長さ約20km、堤防の高さは3~4m、大蒲沼から流れ出る地点での川幅は約60m と壮大なものでした。
周囲の水田よりも2 ~3m 掘り下げられていたため、排水は非常によくなったと言われています。
※五条川旧河道に沿って新川が開削されたと見られます。
新川洗堰は、楠村と山田村の境の庄内川の右岸堤を切り落とし、延長約70m の築造とし、庄内川の洪水が五合を越えるようになると流れる高さとしました。構造は木枠を組み、石籠を並べ両側は石積みとしていました。