オオサンショウウオは、現在地球上に生息する有尾両生類の中では最大のもので、進化しないで1億年もの間ほとんど変わらない特徴を保っているので、生きた化石と呼ばれています。このため、貴重な生物として、国の特別天然記念物に指定されています。
生息は西日本の山間の渓流に限られ、特に中国地方は有名な生息地で、その中でも出羽川など、江の川水系の清流は生息密度が高い地域です。平成5年に安芸高田市高宮町の田草川で見つかったオオサンショウウオは、全長150㎝と日本一大きなものでしたが、平成15年に死亡し、広島市の安佐動物公園で標本展示されています。