肝属川の水質は、昭和30年代からの高度経済成長期の市街地化、畜産や工場・事業所等の地域産業の拡大に伴い悪化しましたが、その後の大気汚染や水質汚濁等の対策のための環境に関する諸法の施行と関係者の努力により一定の改善がみられています。しかしながら、肝属川上流に位置する鹿屋市街地では環境基準値を超えるなど、水質が悪い状況となっています。
このため、肝属川上流鹿屋市域の水環境の改善を図るため、H14年に「第二期水環境改善緊急行動計画(清流ルネッサンスⅡ)」の河川に肝属川上流域が選定されました。これを受けて、H17年2月には関係機関で連携して水環境改善緊急行動計画が策定されました。
本行動計画は、「清き流れの肝属川を守り育てて子や孫に」をキャッチフレーズとして流域住民あるいは子供たちが安心して楽しく遊べる水辺環境の創出と多様な自然環境の創出を目指し、行政機関や流域住民等が一体となって水環境改善の具体的な取り組みを行っています。