地球温暖化防止のための道路政策会議

第3回 地球温暖化防止のための道路政策会議
日 時平成17年6月28日(火)18:00〜20:00
場 所中央合同庁舎3号館11階特別会議室
議事次第 開会
     1.第2回会議議事概要確認
     2.中間とりまとめについて
     3.意見交換
     4.その他
閉会

(配付資料)
     資料−1 第2回会議議事概要(案)
     資料−2 中間とりまとめの全体構成(案)
     資料−3−1 中間とりまとめの概要(案)
     資料−3−2 中間とりまとめの概要(案)資料編
     資料−4 乗用車・貨物車別の自動車交通からのCO排出の推移
     資料−5 西大宮バイパスに伴うCO抑制効果等に関する試算

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石田 東生(座長)
 
筑波大学大学院 システム情報工学研究科教授
井出 多加子
 
成蹊大学 経済学部教授
 
岡部 正彦
 
(社)日本経済団体連合会 輸送委員会 委員長
黒田 博史(吉原代理)
(社)日本自動車工業会 交通委員会 委員長
中村 英樹
 
名古屋大学大学院 工学研究科助教授
 
林山 泰久
 
東北大学大学院 経済学研究科教授
藤井 聡
 
東京工業大学大学院 理工学研究科助教授
松田 英三
 
読売新聞社 論説委員
松波 正壽
 
(社)日本自動車連盟 副会長
(敬称略、五十音順)
○は出席した委員

議事録(準備中)


○主な議事概要

1.前回議事概要(資料1)の確認

2.事務局より、中間とりまとめ(全体構成案)(資料2)、
    中間とりまとめ概要(案)(資料3−1)、中間とりまとめ概要(案)資料編
    (資料3−2)、前回宿題対応(資料4)、西大宮バイパスに伴うCO2 抑制効
    果等に関する試算について説明(資料5)について説明。
<資料1について>
   ・前回議事概要において、「啓蒙」を「啓発」に表現を改めるべき。

3.中間とりまとめの概要(案)について意見交換
    (01)中間とりまとめ(全体構成案)において、自動車からのCO2 削減手段として、(1)走行量の適正化、(2)単体燃費の向上、(3)走行速度の向上が挙げられているが、エコドライブに対応した項目を入れるべき。
(02)また、自動車交通の運用の効率化には、事故車の処理も追加すべき。
(03)PDCA のため、CO2 排出量はわかりやすく理解してもらうための工夫が必要。
(04)ロードプライシングは、ロンドンでは非常に狭い地域で行われており、そうしたことも説明してはどうか。
(05)「違法駐車対策」を「路上駐車対策」と表現を改めるべき。取り締まりだけではなく、駐車場整備を一体的に行うべき。
(06)コンパクトシティーは、「中間とりまとめの概要(素案)1.はじめに」を考慮すると、短期間で施策として打ち出すのは困難なところがある。
(07)CO2 排出量に関する要因分析については、大胆な仮定はあるものの、国民には目に見える形になっており、一つの大きな成果。その際には条件を整理し、誤解のないようにすることが必要。
(08)CO2 排出量は、一人一人のライフスタイルの影響が大きいため、一人一人の行動をどのようにして親環境型に促していくのか検討が必要。
(09)中間とりまとめの概要(素案)4(2)(3)容量削減による人に優しい道路の実現について、「施策のパッケージ化」というコンセプトを軸に打ち出すべき。
(10)中間とりまとめの概要(素案)4(1)(1)(C)について自転車が注目されているが、駐輪場対策が問題となっている。
適切な負担に基づき、整備を進めていくことが必要。
(11)中間とりまとめの概要(資料編)図−7で、オーストリアではCO2 排出量が17%減少しているが、要因や具体的内容の分析をやってみてはどうか。
(12)中間とりまとめの概要(素案)4(1)(1)(d)「また、道路管理者と企業などが、・・・」となっているが、公的機関、教育機関も含まれることから文言を追加すべき。
(13)駐輪場の概念を明確化すべき。自動二輪車も含まれるのか整理が必要。
(14)中間とりまとめの概要(素案)4(3)(2)ITS(高度道路交通システム)の活用において、ユーザーの立場に立った手続きの簡素化等、車載器のつけやすい 環境の整備には今後とも取り組んでほしい。
(15)路上駐車対策、信号制御による渋滞解消効果は大きい。
(16)公安委員会との有機的な連携以外にも、道路の計画・構造として行政が技術的に関わる余地は多い。
(17)路上駐車について、必要な車もあり一掃する必要は必ずしもなく、また、一掃することは現実的に不可能であり、街路の機能を適正に考え、まず構造上の工夫が必要。
(18)信号交差点を作る必要のない道路計画を策定することも重要。
(19)機能を決め、機能に対応した構造にすることが必要。
(20)ユーザーによる上手な自動車の使い方は、自動車利用を前提とした表現となっており、中間とりまとめの概要(素案)4(1)から(3)について、人の行動は変わりうるという前提で文章を書くべき。人と自動車のかかわり方の再考を促す趣旨の記述にしたらどうか。
(21)中間とりまとめの概要(素案)4(2)(3)容量削減による人に優しい道路の実現については、条件があると思う。例えば、ハード面では既に広い道があることやソフト面では、ロードプライシング規制が実施されることなど。
(22)中間とりまとめの概要(素案)(別紙−1)について、試算値は2005年から2012年となっているが、これらの数値目標は、京都議定書の目標達成計画の内と外どちらに位置づけられているのか明確にすべき。
(23)中間とりまとめの概要(素案)(別紙−1)において数値が空欄となっている施策についても、サンプル調査を行うことにより、計測が可能となるのではないか。

4.第四回会議について
    ・次回は、7月28日(木)10:00〜12:00でお願いしたい。




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