バリアフリー

弱視者の安全性・利便性に関する調査研究

 平成18年にバリアフリー法が施行されたことを受け、移動等円滑化基準やバリアフリー整備ガイドライン等バリアフリー化を促進させる基準や指針の整備が進み、段差解消、多目的トイレの設置、誘導ブロックの敷設等一定の成果をあげてきている。その中で、視覚障害者へのバリアフリー化の進展は、全盲者を前提とした考え方による検討が主体となっていることから、視覚障害者の約7割を占めるロービジョン者については、社会生活での不便や困難が十分に改善されないままであり、各種施設整備に際してロービジョン者への配慮が求められるようになってきている。現状の移動等円滑化基準やバリアフリー整備ガイドライン等においては、ロービジョン者の観点からの具体的な対策が示されていない点もあり、旅客施設等の設備についてもロービジョン者の観点から改善すべき点が多く残されていると考えられる。
 このような状況を踏まえ、本調査研究では、公共交通機関や建築物等を対象に、ロービジョン者の利用上の課題やニーズを把握する一方、施設設置管理者や歩行支援設備メーカー等業界団体における取組み状況の調査を通じて、ロービジョン者が各施設を利用する際の安全性及び利便性を向上させるために必要な整備の方法や優先的な取組みについて提案を行い、今後の移動等円滑化基準やバリアフリー整備ガイドライン等の見直しにおいてロービジョン者への具体的な対応策を反映させるための基礎資料として作成したものである。

◆報告書
表紙、目次[141KB]

○調査研究の全体構成
1.調査研究の全体構成、2.調査研究の実施方法[626KB]

○調査研究報告
1.既往調査結果の整理[2,838KB]
2.ロービジョン者等へのヒアリング調査[658KB]
3.ロービジョン者に配慮した設備事例整理[2,161KB]
4.設備整備における問題点の整理[3,019KB]
5.ロービジョン者に配慮した施設における実証実験[3,095KB]
6.実証実験等に基づくロービジョン者に配慮した設備整備のあり方の提案[739KB]
7.今後の対応事項~ロービジョン者への留意事項~[1,103KB]

参考資料
1.ワーキング概要と委員指摘事項[204KB]
・2.実証実験データ(輝度[1,956KB]、歩行様態[7,201KB]、[7,471KB])

◆テキスト版報告書
委員名簿及び目次[31KB]

○調査研究の全体構成
1.調査研究の全体構成、2.調査研究の実施方法[42KB]

○調査研究報告
1.既往調査結果の整理[29KB]
2.ロービジョン者等へのヒアリング調査[49KB]
3.ロービジョン者に配慮した設備事例整理[27KB]
4.設備整備における問題点の整理[55KB]
5.ロービジョン者に配慮した施設における実証実験[40KB]
6.実証実験等に基づくロービジョン者に配慮した設備整備のあり方の提案[50KB]
7.今後の対応事項~ロービジョン者への留意事項~[41KB]

お問い合わせ先

国土交通省総合政策局安心生活政策課
電話 :03-5253-8111(内線25-518)
直通 :03-5253-8306
ファックス :03-5253-1552

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