2.実態調査
実態調査は、本体調査(家庭訪問調査)および家庭訪問調査の付帯調査として、自動車通勤実態調査、スクリーンライン調査が行われた。
(1)本体調査
調査方法 |
家庭訪問調査(訪問配布・訪問回収) |
抽出方法・抽出率 |
住民基本台帳から抽出 |
抽出率:8% |
調査対象者 |
調査対象世帯の満5歳以上の人 |
調査対象者数:47,527人(抽出数) |
調査対象日 |
平成7年10月〜11月の火曜日と金曜日 |
調査票の種類 |
個人票からなる調査票 |
|
●金沢都市圏における本体調査の調査項目
調査票 |
分類 |
項目 |
金沢 |
世帯票 |
世帯特性 |
現住所 |
○ |
住居の種類(持家 or 賃貸) |
|
住居の建て方(戸建 or 集合) |
|
世帯人数 |
|
世帯構成員の属性 |
性別 |
○ |
年齢 |
○ |
世帯主との続柄 |
|
職業 |
○ |
産業 |
○ |
勤務先・通学先の所在地 |
○ |
労働時間・始業時刻 |
|
出勤・登校の有無(調査日) |
|
保有する運転免許の有無・種類 |
○ |
利用可能な自動車 |
|
自動車等保有状況 |
保有車種・台数 |
○ |
ナンバープレート |
|
所有者 |
|
保管場所 |
|
走行距離(調査日、年間) |
|
公共交通状況 |
最寄り鉄道駅へのアクセス距離・時間 |
|
最寄りバス停へのアクセス距離・時間 |
|
|
調査票 |
分類 |
項目 |
金沢 |
個人票 |
移動状況 |
出発地・到着地 |
○ |
出発時刻・到着時刻 |
○ |
出発地施設・到着地施設 |
○ |
目的 |
○ |
交通手段 |
○ |
所要時間 |
○ |
同行人数 |
|
出発地から到着地までの距離 |
|
特定経路通行の有無 |
|
移動時荷物保有の有無 |
|
世帯構成員の属性 |
利用した自動車 |
○ |
自動車運転者 |
○ |
同乗者数(家族) |
○ |
同乗者数(家族以外) |
到着地駐車場所 |
○ |
利用有料駐車場の費用 |
|
有料道路利用の有無・乗降IC |
|
|
注: |
調査項目は本サイトに掲載の他都市圏で設定された項目も含めている。金沢都市圏で設定された調査項目は○印を付与したものである |
(2)付帯調査
調査目的 |
・ |
公共交通サービス向上により手段変更する可能性のある需要層の把握 |
・ |
サービス向上希望項目の把握 |
・ |
公共交通への手段変更しない理由の把握 |
|
調査方法 |
家庭訪問調査(訪問配布・訪問回収) |
抽出方法 |
住民基本台帳 |
調査対象者 |
自動車利用通勤者 |
調査日時 |
平成7年10月〜11月 |
調査項目 |
■意向調査 |
・ |
公共交通改善策実施時の自動車からの転換の有無 |
・ |
改善希望の内容 |
・ |
転換しない理由 |
■経路調査 |
・ |
公共交通転換策とボトルネック区間などの交通負荷軽減 |
・ |
都心自動車通勤者の駐車場所/都心外駐車の実態 |
|
|
(自動車通勤実態調査(意向調査)調査票)
(自動車通勤実態調査(経路調査)調査票)
(3)補正・補完調査
調査日時 |
平成7年10月24日(火) 12時間調査、24時間調査 |
調査目的 |
PT調査により把握する人の動き(主に自動車)の精度の検定 |
調査場所 |
犀川、浅野川をスクリーンラインとして設定し当断面にかかる橋梁上で交通量を把握 |
補正方法等 |
自家用自動車について |
・ |
道路交通センサス調査による車籍地域外の都市圏における動きを域外居住者による動きとして目的別平均乗車人員を用いて人数換算し、OD交通量として補完。 |
・ |
補完後のOD交通量とスクリーンライン通過交通量を比較した結果、補足率は80%となったため、補正は行わない。 |
自家用貨物車について |
・ |
自家用乗用車と同様の補完を行い、道路交通センサスによる営業貨物車の動きをあわせた貨物車の動きの補足率が約50%と低い数値であったため、乗用車と同等の補足率となるよう補正を行った。 |
|
|
|