第I部 転換期を迎えている地域・社会と国土交通行政 

第3章 なにをするのか

 第1章では、我が国は経済社会全体から個々の生活や意識に至るまで大きな転換期にさしかかっていること、また第2章では、それに対してこれまでとは異なった対応が求められていること、をみてきた。今後ますます財政状況が厳しくなることが予想される中、身近な生活を支え、活力を得て元気をとりもどすためには、行政だけではない多様な主体がともにアイデアを出しあい、協力して取り組んでいく必要がある。
 本章では、人口減少社会、少子高齢化社会における諸課題を乗り越え、新しい成長を目指すための地域の先駆的な取組みを、(1)人口が減少し少子高齢化が進む社会においても地域を支えるような工夫、(2)困難を乗り越え逆に地域に新たな活力を呼ぶようなアイデア、(3)新しい成長をもたらすようなプラスアルファの取組み、の3つの観点から紹介し、これらの事例から見えてくる国土交通行政の今後のあり方について考える(注)


(注) 第3章では、地域の多彩な取組み事例を掲載しているが、掲載に先立ち、現地調査等ヒアリングを行い、これに基づきデータ・写真等を掲載している。


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