北海道運輸局では、環境対策の一環として、天然ガス自動車の普及促進に向けた「エコトランスポート北海道計画」を推進している。天然ガス自動車は、寒冷地でも使用することができ、実用化が進んでいる上、北海道産の天然ガスを利用できるという利点もある。
札幌市を例にしたシミュレーションによれば、車両価格の低下や充填所の整備等環境が整えば、2010年(平成22年)には、市内のトラックの55%、バスの28%が天然ガス自動車となる可能性があり、その場合には、NOXが20%、SOXが45%、CO2が7%、未導入時に比べて削減されることとなる。
この実現にはさまざまな困難が伴うが、「天然ガス自動車の導入にかかるコストの削減」及び「天然ガス自動車の認知度の向上と一般市民への意識啓発」を行動計画の目標として、具体的な施策を実施していくこととしている。
このほか、北海道運輸局では、公用車への低公害車の導入をすすめており、10年8月にハイブリッド車2台を導入したほか、今後、天然ガス自動車の導入も予定している。
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