コラム

北九州市におけるパーク・アンド・モノライドの例


 北九州市では、平成6年9月に、「総合渋滞対策支援モデル事業」の実施都市に指定され、交通需要マネジメントの各種施策を推進していくこととなったが、その第1弾として北九州市のシンボルでもある北九州都市モノレールについて、自動車とモノレールとの結節点強化を目的とした「パーク・アンド・モノライド」の試行実験を8年3月に行い、この結果に基づいて、8年5月からモノレール基地内に95台、企救丘駅周辺に62台の駐車場を整備し、パーク・アンド・モノライド駐車場として供用開始している。これは、モノレールの駅近辺に駐車場を確保し、小倉都心部に流入する、主に通勤目的の自動車交通をモノレールに転換させ、交通渋滞緩和とモノレール活性化を目的としている。
 現在までの利用状況は極めて好調であり、10年4月のモノレール小倉駅乗り入れに伴って、パーク・アンド・モノライドの利用意向がさらに高まってきており、駐車場の拡大や、PR活動の充実など、積極的に取り組んでいくこととしている。


前へ戻る 表紙へ戻る 目次へ戻る 次へ進む