エンジンオイルのメンテナンス不良による火災に注意!

エンジンオイルのメンテナンス不良による車両火災が発生しています。

メンテナンスノートに記載されているメーカー指定の交換時期を確認し、
適切に管理を行って下さい。


国土交通省に寄せられた情報のうち、エンジンオイルのメンテナンス不良による車両火災が継続して発生しており、注意が必要です。

エンジンオイルのメンテナンスが不足すると、下記のような破損に至ります。

オイルメンテナンス不良からエンジン内部に発生したスラッジ(ゼリー状の物質が堆積した現象)によってエンジンオイルによる潤滑不良が起こります。

オイルパン オイル吸い上げ口

潤滑不良になると、ピストンが焼き付きにより破損し、破損部品がエンジンブロックを突き破ることから破損部からエンジンオイルが噴出し、高温の排気系部分に掛かるととで火災に至ります。

折れたコンロッド 穴の開いたエンジンブロック

エンジンオイルは、長期間使用する場合だけでなく、エンジンが温まらない短時間の走行の繰り返しなど、自動車メーカーがシビアコンディションと指定する一般的な使われ方よりも厳しい状態で自動車が使用された場合には、劣化が通常よりも著しく進行することがあるため、 エンジンオイルの量と汚れ具合をこまめにチェックするとともに、自動車の使用状況に合わせた自動車メーカー指定の交換時期をメンテナンスノート等で確認し、適切に管理を行って下さい。

中古で購入した自動車等でメンテナンスノートが無い場合は、メーカーのお客様相談室等に相談してください。

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