あなたの推しは? 「HaKoBu」の達人
どんな仕事なのかな?
想いを届ける!
街の宅配ドライバー
担当エリアでの集荷・配送を行う。
荷物と一緒に想いを運ぶ
ドライバーは、ただ「荷物を運ぶ」だけの仕事だと思われるかもしれません。
でも私は、生産者が心を込めて作ったものをお客さまに届けること、つまり、「想いをつなぐ」ことが私の役割だと思っています。
運び方の工夫
お届けする荷物は果物や割れ物などさまざまなものがあります。大切な荷物が壊れたり、劣化したりしないよう一つ一つ丁寧に運んでいます。
荷物の形、材質、大きさ、重さによって、トラックへの積み方を考えて、安全にお届けできるように工夫して運んでいます。
●トラックの荷台のひみつ
重い荷物は下、軽い荷物は上に。
下の荷物が潰れたり、荷台の中でバランスを崩したりするのを防ぐためです。
積み荷の高さは均一に。
トラックの動きによって荷物がズレたり落ちたりしないようにします。
この街のために
街のみなさんから「いつもお疲れ様」と声をかけてもらい、役に立てているなと思います。
ある時、配達先で倒れている方がいたのです。お家にはその方しかいなくて、自分がすぐに救急車を呼びました。
仕事を通して、この街の人たちの生活に貢献できるのは、私にとって大きなやりがいです。
経験で磨き上げた運転技術!
交通量の少ない夜間を中心に片道約600km以上の長距離を運転。
運転が、好きだから
以前はプロレーサーとして活動していました。
家族ができ、安定した収入のために転職しました。運転することが好きだったので、トラックドライバーになるという選択に迷いはなかったです。仕事をしながらお金を貯め、もう一度アマチュアレースに出場することが私の目標です。
●ドライバーのキャリアとお金
経験とともに複数の運転免許や資格を取得することで、さまざまな職種へキャリアアップができます。
(例)
(例)
トラックドライバーの平均年収は約450万円前後。近年上昇しており、国・トラック業界をあげて収入向上に取り組んでいます。
プロのドライバーとしての
責任
目的地まで片道600km以上移動します。途中で必ず休憩を取るという決まりがあって、体調や交通状況を確認しながら 運転しています。勤務のあとは、しっかり休みも取れるので、仕事と趣味を両立することができます。
もう一度、レースに挑戦
トラックドライバーの仕事で貯めた資金で、趣味としてレースに出場し、入賞することができました。
仕事とレース復帰に向けた練習は大変でしたが、家族も職場のみんなも応援してくれました。
みんなのおかげで仕事も趣味もとても充実しています。
配送は総⼒戦!チームの監督
業務マネジメントのほかに、
ドライバーの健康管理や安全指導なども行う。
最先端の環境で
自分も成長する
この仕事を始める前は「男性が多い、力仕事、重労働」というイメージがありました。でも、働いてみると、機械化・自動化が進み、最先端の仕事環境なのだとわかりました。
未来では、すべてロボットが配送することになっても、「お客さまに届ける」という目的は変わりません。テクノロジーの進化とともに私自身も成長していきたいです。
●物流業界で輝く女性
トラックドライバーの女性の割合は約3.5%。ドライバー以外にもさまざまな職種で活躍する女性が増えてきています。
積み荷の種類や取得した免許、職種によって、多様な働き方ができることが物流業界のメリット。ライフスタイルに合わせて働くことができます。
大切なのは「人」の声かけ
ドライバーが持つ最新の機器には、配送先の住所、ルート、到着時間などが表示されます。
データ上は、無理なく運行できると示されていても、ドライバーの状況はその時々によって違います。毎日の点呼で、その日の健康状態を確認し、安心して出発できるよう一人一人に声をかけています。
チームでお届け
荷物を届けるのはドライバーですが、他にもさまざまな役割のスタッフがいます。
まずは、みんなの安全と健康を第一に配送計画を立てます。そして、危険なところはないか、遅れが出ていないかなど、常にチームで情報交換をして、正しく、速く、安全にお届けできるようにしています。
●運行管理者の仕事
- 運行管理者とは、国土交通省によって認められた国家資格です。
- 主にドライバーの乗務割り振り(シフト)の作成や安全運転に向けた指導・教育を行います。
- 運行管理者の重要な仕事の一つとして、ドライバーの健康状態やアルコールチェックを行う日々の「点呼」があります。
物流の未来を考える経営リーダー
物流と社会の未来を考える企業のトップ。
大切なことは変わらない
新型コロナウイルス感染症などの影響で、家にいながら買い物をしたり、アプリでものを売って発送できたり、生活スタイルが変わってきています。
また、荷物の「置き配」が増えました。お客さまからは姿が見えなくても、荷物を丁寧に置くなど、変わらず丁寧なサービスをすることが大事だとドライバーに伝えています。
最新のテクノロジーで安全・安心
私たちの仕事も日々アップデートしています。安全・安心な職場環境をつくることも経営者の大事な役割です。
車両には、運転を記録する機械が設置されています。ドライバーと一緒に見返して、改善点を考えることで、安全運転をより意識できるようになりました。
地球の未来を考える
日本の物流の90%以上がトラックによる輸送です。私たちの生活に欠かせないトラック輸送ですが、排気ガスは大きな問題です。
まずは、毎日の運転で環境への負荷がかかりやすい急停止・急加速の繰り返しをしないことを習慣づけるようにしました。
ほかにも、物流業界全体として、さまざまなアプローチで課題解決に取り組みたいと考えています。
●物流企業が取り組むSDGs
同じ道を何度も往復することを減らして、ルートを効率化することでCO2排出を抑えます。
電気自動車や鉄道、船、航空機など多様な輸送手段の活用を推進しています。
運べない家財はない!
家具、家電、衣服、生活用品など、
お客さまの大切な持ち物を安全に運ぶ。
自分の体をいかした仕事
サッカー部だったこともあって体を動かすことが好きで、自分の体力をいかした仕事がしたいと思い就職しました。
重たい家具を運んだり、階段を上り下りしたりすることが多いので、筋トレにもなります。
お客さまと「一緒に」
引っ越し
まず初めにお客さまを訪問し、プランを考えます。
荷物の量によって、トラックの大きさや、運搬ルート、段ボールなどの必要な資材を決めます。
引っ越しの最後に、準備から一緒に作業をしてきたお客さまの、新生活を楽しみにしている顔を見ると、とても達成感があります。
●どこへでも運ぶのが引っ越し!
エレベーターがないマンションもあります。お客さまの大切な荷物を持って、階段を一段ずつ、素早く運びます。
家の前にトラックを停められないことも。近隣の迷惑にならないように、駐車できる場所を探して、そこから運びます。
引っ越しはチームプレー
大きくて重い家具や家電は、チームで協力し、ぶつけたり落としたりしないよう、声をかけながら運びます。
困ったときは、「方向を変えてみよう」「この向きなら大丈夫」など意見を出し合い、みんなで乗り越えます。
海外と⽇本をトラックでつなぐ!
港からコンテナを運ぶ運転の専門職。
海外からやってくるコンテナ
主に国際間の輸送で使うコンテナの中には、日用品や食料品、工業製品、原材料などさまざまなものが積まれています。
港に到着したコンテナをトレーラーに乗せ、配送先まで運ぶのが私の仕事です。
●「コンテナ」って?
- コンテナとは荷物を入れる箱のことで、海上コンテナとは船に積んで運ばれてくるコンテナのこと。
- コンテナには、温度管理が可能なものや、酸素・二酸化炭素量の管理が可能なものなど荷物によってさまざまな種類があります。
コンテナドライバーは
運転専門
私はコンテナを載せた大きなトレーラーのかっこいい姿が忘れられずドライバーになりました。
コンテナの積み下ろしはクレーンを使い、私が直接荷物に触ることはありません。
ドライバーとして運転だけに集中できるし、力仕事がないので体に負担なく続けられています。
●コンテナ輸送テクニック
クレーンから降ろされるコンテナは直接トレーラーに。車体を細かく動かして調整しながら載せます。
大きくて重いコンテナは重心がブレやすく、カーブを曲がるときは速度を落とし、横転を防ぐような運転技術が必要です。
世界とつながる仕事
円安になると、海外から届くコンテナの数がかなり減るなど、毎日の仕事で世界の経済を実感します。
また、お店で海外製のものを見ると、コンテナで運ばれてきたことを想像して、自分たちドライバーが世界をつないでいることを誇りに思います。
配送も倉庫も!⼆⼑流ドライバー
食品物流の会社で配送や倉庫管理を行う。
人々の生活を支える仕事
お届け先のお店の方に「ありがとう」と言ってもらえると嬉しいし、配送でいろいろなところに行けるのも楽しみです。
毎日、お店に食品が並ぶのは、私たちのようなドライバーが運んでいるから。みなさんの生活を支えるこの仕事に誇りをもっています。
初心者から始めたドライバー
高校を卒業し、就職してから免許(準中型)を取りました。トラックは死角が多く、車幅も大きいので、最初はとても緊張していました。
初めの3か月間は、隣に先輩が同乗してくれて、アドバイスをもらいながら練習しました。今では運転が大好きです。
倉庫の中でもドライバー
食品の配送は、トラックに積み込む前の倉庫の整理と準備が大切です。もっとできることを増やしたいと思い、フォークリフトの免許も取得しました。
トラックとは違って、狭い倉庫の中で動かすので、より細かく正確な操作が必要です。
物流にもいろいろな仕事があるので、興味のあることにどんどんチャレンジしていきたいです。
●物流センターで働く人々
倉庫の中で荷物の配置や人員の調整など、全体を管理・指示する。
手では持ち上げられない荷物をフォークリフトを使って持ち上げ、スムーズに配送できるように倉庫の中を整理・管理する。
⽬的地に届けるのは「希望」
普段は担当エリアの配送。災害時は被災地に応援に行くことも。
物流のプロとして震災を支援
震災発生直後、物資が届かず孤立している地域が多くありました。「自分が早く届けなければ!」とすぐに行動しました。
まだ通れない道も多く、ドライバーのみんなで、どのコースなら行けるか考えました。普段の経験をいかし、自分たちにしかできない支援ができたと思います。
トラックの走る姿が希望に
避難所のみなさんから「ありがとう」と言ってもらったり、「トラックが街を走っているのを見ると、生きる希望をもらえる」と言われたのが印象的です。
物流は日常生活の安心や希望も一緒に運んでいるんだと私も元気をもらいました。
プロドライバーとしての
新しいチャレンジ
もっと自分の運転に自信をつけたいと思い、「全国トラックドライバー・コンテスト」に出場しました。そして、入賞することができました。
次の目標は、大型トラックの免許取得です。たくさんのお客さまに笑顔と安心を届けるために、プロドライバーとしての挑戦をしたいと思っています。
●全国トラックドライバー・コンテスト
毎年、実技と学科を4トン・11トン・トレーラー・女性の4部門に分けて競います。上位得点者は表彰され、日本一のドライバーには内閣総理大臣賞が授与されます。
●中型トラックと大型トラック
街中で一番よく見る、宅配、引っ越し、コンビニの商品などを運ぶトラック。 中型免許が必要です。
中・長距離の輸送で使われ、食品、電化製品、機械などを運ぶトラック。
大型免許が必要で、キャリアアップのために取得をめざすドライバーも多いです。
社会を支えるメカニック
多種多様なトラックを点検・整備する専門職。
社会インフラを止めないという責任感
たった一台のトラックでも故障や事故で走れなくなるとそこで物流がストップしてしまいます。積み荷によっては大きな損害が出る可能性もあります。
社会インフラに携わるトラックの点検・整備期間は、通常よりも短いです。稼働を止めないという責任感をもって仕事をしています。
ドライバー一人一人のことを
考えた整備
例えば、宅配便ドライバーは、発進・停止や鍵の抜き差し、エンジンを切ることが多いといった特徴があり、車両が消耗しやすいです。
点検では、車両を見ればドライバーのクセがわかります。トラックと運転するドライバーの特徴を見極めて、部品の交換や整備のタイミングを提案しています。
次の目標に向けて
スキルアップ
私は、機械工学系の専門学校を卒業して「2級自動車整備士」の資格を取得しました。
そして今の目標は、1級の資格を取ることです。1級は、電気自動車や自動運転などの最新技術を搭載した車両も整備することができます。未来の物流を支えられるようにこれからも頑張りたいです。
●物流業界で飛躍するエンジニア
データ化した荷物やお客さまの情報を解析したり、プログラミングして活用できるようにしたりします。
AIや配送ロボットのシステムの設計や実装をします。開発だけでなく、メンテナンスや運用ができる人も必要です。