「スポーツ文化ツーリズムアワード2023」の公募を開始します

最終更新日:2023年8月1日

 観光庁は、「スポーツ文化ツーリズム」の推進に寄与する先進的な取組や、今後スポーツ文化ツーリズムの実現を目指す取組を発掘し、観光の活性化を図るため、昨年に引き続き、スポーツ庁及び文化庁と共同で、8月1日より、「スポーツ文化ツーリズムアワード2023」の公募を開始します。取組の公募を行った後、有識者等の意見を踏まえ、優秀な取組を選定・表彰します。

公募期間

 令和5年8月1日(火)~令和5年9月29日(金)17:00まで

賞の目的

 スポーツ庁、文化庁及び観光庁(以下「3庁」という。)は、各地域のスポーツと文化芸術資源を結び付け、世界に誇れる新たな観光資源を生み出すなど、新しい地域ブランドや日本ブランドを創出し、観光振興・地域振興を推進することを目的として連携を図り、スポーツ文化ツーリズム(※)を推進しています。
 ここ数年、新型コロナウイルス感染拡大により、インバウンド需要は一時的に消滅し、日本人の国内旅行も半減するなど、観光は深刻な影響を受けた。一方、昨年5月8日に五類感染症へ移行されたことに伴い、国内外の観光需要に回復傾向がみられるようになっています。
 このような状況において、スポーツ文化ツーリズムの推進に寄与する先進的な取組や今後スポーツ文化ツーリズムの実現を目指す取組について、過去の実績を含めて発掘し、今後の観光の活性化を図るため、「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」として優秀な取組を選定・表彰します。

※「スポーツ文化ツーリズム」とは、各地域のスポーツイベントと文化芸術資源を結び付けて、新たに生まれる地域ブランドや日本ブランドを確立・発信し、訪日外国人旅行者の増加や、国内観光の活性化を図り、日本及び地域経済の活性化を目指すこと。

応募主体・応募要件

(1) 応募主体    
 申請者は、地方公共団体、観光振興団体、経済団体、スポーツ団体、スポーツコミッション、文化芸術団体、旅行会社等の民間企業、特定非営利活動法人等による協議体とします。これらの団体等のうち複数により組成される協議体から応募することを原則としますが、当該団体等のうち単独での応募も可とします。    
 また、過去に「スポーツ文化ツーリズムアワード」を受賞した団体が再応募する場合は、取組内容に新規性が打ち出されていることを条件とします。

(2)応募要件
 次の[1]~[4]のすべてを満たすイベント又は取組とする。
[1]「スポーツ」と「文化資源」のいずれか又は両方と「観光」が結び付いた取組
 (スポーツ×文化×観光、スポーツ×観光、文化×観光)
○ 「スポーツ」の例:するスポーツ、見るスポーツ、ささえるスポーツ
○ 「文化資源」の例:文化財、その土地の歴史・文化風俗・食、メディア芸術、伝統芸能  
     例:スポーツや芸術・文化鑑賞を体験できる長期滞在型レジャー、世界文化・自然遺産の中でのウォーキング、
    伝統文化を取り入れた踊りの体験
 [2] 国内外の旅行者の増加、長期滞在を促す仕組みや地域への経済効果波及につながる工夫がある取組
 [3] 地域の活力の着実な増加につながる取組
 [4] 2019年以降に開催されている取組(プレ大会や準備大会等は含まない。)

※過去の受賞事例及び受賞団体は、以下をご参照ください。

賞の構成・選定方法等

(1)賞の構成
 本アワードは、次の3賞で構成します。その他、武道や日本遺産、食文化といった特定の分野に特化した取組や新しい観光の取組に対し、特別賞を設定しています。
 ○ スポーツ文化ツーリズム賞
 ○ スポーツツーリズム賞
 ○ 文化ツーリズム賞
 ○ 特別賞(分野:武道、日本遺産、食文化、新しい観光など)
   特別賞の例:
  ・武道や日本遺産、食文化のいずれかに特化した取組
  ・デジタル技術等の活用により、訪日意欲や地方誘客を促進する取組
  ・オンラインで行うワークショップによる地域スポーツや伝統文化を継承する取組
  ・従来の観光にとらわれない新しい旅の形を実現した取組 等

(2)選定方法
 審査委員(有識者に委嘱予定。)による採点や意見等をふまえて選定を行い、3庁が決定する。


(3)審査の観点
 以下の各項目について、応募申請書の内容をもとに個別に評価します。なお[7]については、特別賞の選定に限り、審査の観点に加えるものとします。
 [1]独創性
  
進的な魅力づくりや、独自のブランディングに関して工夫しているか。
 [2]発信力
  知名度を上げるためのPR手法や情報発信の工夫、観光地への注目度・好感度の向上のために
  工夫しているか。

 [3]経済効果
  顧客満足度やリピート率の向上・長期滞在につながる工夫が見られ、日本及び地域への大きな
  経済効果の実績
又は見込みがあるか。
 [4]地域性
  地域独自の資源・魅力を活かし、地域住民の生活に配慮しつつ、地域経済活性化へ貢献しているか。
  
また、地域住民と協同することによる地域一体的な取組であるか。
 [5]安全性
  安全性が十分に確保され、参加者や旅行者の事故を未然に防ぐ体制であるか。リスクマネジメント、
  ユニバーサルデザインに関する取組の工夫があるか。

 [6]将来性
  今後の発展的なビジョンが明確になっており、他地域への横展開を含めた将来性が見込まれるか。
 [7]特別性
  武道や日本遺産、食文化という特定分野に特化した取組や新たな取組であるか。

(5)選定された取組の扱い
 選定された取組については、スポーツ文化ツーリズムに関する有望な取組事例として、各庁及び関係団体のウェブサイトで紹介するほか、令和6年2月頃に開催予定の「第7回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム」での表彰及び取組内容の発表等を行います。また、受賞後3年間、3庁連携シンボルマークや受賞団体の紹介動画を使用したPRを許可します。
 さらに、本賞(スポーツ文化ツーリズム賞、スポーツツーリズム賞、文化ツーリズム賞)に選定された取組については、令和6年に開催予定の「ツーリズムEXPOジャパン」へのオンライン商談を含む出展による観光関係団体等とのマッチング等の広報活動の支援を行うとともに、各庁長官への表敬訪問の機会を設けることとします。
 
※選定された取組の扱いについては、今後の調整により変更の可能性があります。

   
<参考>
「第4回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム」における広告換算費(概算で約9,500万円)
ツーリズムEXPOジャパン
3庁連携シンボルマークについて

<参考>昨年の広報に関する取組の例
各庁ウェブサイトへの掲載
受賞団体の紹介動画の作成
      

(6)公募締切後の選考スケジュール(予定)
 令和5年10月~11月     有識者による書類選考、選定委員会の実施
     12月~令和6年1月  受賞団体の公表
 令和6年 2月頃        表彰式(第7回スポーツ文化ツーリズムシンポジウム内)

(7)その他
 ・提出書類等の作成費用については、選定結果にかかわらず申請者の負担とします。
 ・必要に応じ、審査期間中に応募の詳細に関するヒアリングへの対応や追加資料の提出等を
  求めることがあります。

 ・応募シートに基本情報(連絡先等)を明記してください。
 ・広報活動のため、提出された資料を使用する場合がある。コピーライトの表示等、必要があれば
  記載してください。

 ・受賞が決定した申請者について、広報活動やパネルの制作のため、追加資料の提出等の協力を
  依頼することがあります。

 ・選定・不選定の理由に関する個別の問合せには応じかねます。

公募要領等

申請方法・申請先

 以下の書類を提出してください。

・応募申請書(様式1)
・応募申請書(様式1)の記載内容をMicrosoft PowerPoint(PPT)形式1ページにまとめた概要資料
・取組の様子を記録した写真(5~10枚程度)(様式2)
 ※データ提出の際は、Microsoft Wordファイルに写真データを貼り付け、加工できる形式にて提出してください。(PDF形式での提出は不可)

(1)申請方法
  電子媒体にてメールで提出してください。公募締切後の申請書類の差替え、修正は一切認めません。
  メールの件名は「【スポーツ文化ツーリズムアワード】(申請団体名)」としてください。
  添付データの容量は10MB以下とするのが望ましいですが、容量が大きい場合は複数に分割して提出してください。

(2)申請先
  観光庁 観光地域振興部 観光資源課
  メール:hqt-tagengo★mlit.go.jp
 ※メールを送信される際は、「★」を「@」(半角)に置き換えてください。
 ※メール送信における申請書類紛失等の事故については、一切の責任を負いかねます。

報道・会見

このページに関するお問い合わせ

観光庁 観光地域振興部 観光資源課
電話:03-5253-8925
メール:hqt-tagengo★mlit.go.jp

スポーツ庁 参事官(地域振興担当)

電話:03-6734-3931
メール:stiiki★mext.go.jp

文化庁 参事官(文化拠点担当)
電話:03-6734-4869
メール:bunkankou★mext.go.jp

※メール送付の際は、「★」を「@」(半角)に置き換えてください。