共通基準による観光入込客統計

最終更新日:2024年8月20日

「観光入込客統計に関する共通基準」に基づく都道府県の調査結果をまとめております。

「観光入込客統計」及び「観光入込客統計に関する共通基準」の概要

1.観光入込客統計とは

 本統計は、2009年12月に策定した「観光入込客統計に関する共通基準」に基づき都道府県が調査を実施しているものです。
 調査結果は各都道府県のウェブサイトで公表しております(観光庁による結果の取りまとめは2024年3月公表分まで)。

2.観光入込客統計に関する共通基準とは

 「観光入込客統計に関する共通基準」(以下「共通基準」と言います。)は、各都道府県の「観光入込客数」「観光消費額単価」「観光消費額」等を把握するための調査手法や集計方法を示した調査基準で、有識者会議における検討や、2年間の試験調査(14道府県)、都道府県観光統計検討委員会(3回)を経て、2009年12月に策定・公表されました。(2013年3月、2023年5月に一部改定)

 それまで、各都道府県の観光入込客統計は、各都道府県独自の手法により調査・集計されており、集計結果についても、年度集計と暦年集計の違いや、実人数と延べ人数の違いがあるなど、各都道府県の発表するデータ間での比較ができませんでした。このため、観光庁では、観光入込客数や観光消費額を、訪問目的別(観光/ビジネス)や発地別(県内/県外/外国人)に、地域間で比較することが可能な形で把握するための共通基準を策定し、各都道府県に導入を働きかけてきました。

 共通基準に基づく観光入込客統計が開始されたことで、今後は、地域間で観光に関する現状や動向を比較することができるようになるほか、各地域において観光振興に関する戦略や施策を立案する際の基礎として活用していくことが可能になります。

共通基準による「観光入込客統計」の調査概要

1.集計・公表する項目

・観光地点を訪れた観光入込客数(都道府県単位)
・観光地点を訪れた観光入込客1人あたりの平均消費額(都道府県単位)
・観光地点を訪れた観光入込客の総消費額(都道府県単位)

2.公表周期

 四半期又は暦年。詳細は各都道府県ウェブサイトをご確認ください。

3.調査方法

 都道府県毎の「観光地点入込客数・観光消費額単価・観光消費額」について、「(1)観光地点等入込客数調査」と「(2)観光地点パラメータ調査」を組み合わせて推計します。また、両調査により把握できないものについては、他の既存統計調査等を活用して推計します。

(1)観光地点等入込客数調査
 都道府県内の観光地点及び行祭事・イベントに訪れた人数を、観光地点の管理者・行祭事・イベントの実施者等の報告により調査。

(2)観光地点パラメータ調査
 都道府県内の観光地点を訪れた観光客を対象に、訪問地点数・観光地点消費額単価等について調査。

4.都道府県の導入状況

・2010年4-6月期調査から、39都道府県が導入。
・2010年10-12月期調査から、1県が導入。
・2011年1-3月期調査から、5県が導入。
・2013年4-6月期調査から、1県が導入。

 計46都道府県で導入されている(大阪府が未導入)。

5.結果の公表(各都道府県ウェブサイト)

6.過去の公表結果

観光統計・白書

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