地方航空路線活性化プラットフォーム

地方航空路線の維持・拡充を図るため、発地着地の地域が連携した取組の実証調査として、平成29年度から令和元年度まで実施した「地方航空路線活性化プラットフォーム」についてご紹介します。

五島福江=福岡路線の需要喚起・利用促進に向けた実証調査事業

対象路線と代替交通

実施主体

長崎県空港活性化推進協議会、五島市地域公共交通活性化再生協議会、福岡空港利活用推進協議会
※下線が受託者

対象路線

五島福江=福岡路線

運航便数

4往復/日 (平成29年4月現在)
 うち 2往復/日 DHC8-Q200(39人)
    2往復/日 DHC8-Q400(74人)

便名 福岡 福江 便名 福江 福岡
93 8:50 9:35 92 10:05 10:45
95 12:45 13:30 94 11:30 12:15
99 16:55 17:40 98 15:40 16:25
ANA4915 17:40 18:30 ANA4916 19:00 19:40

代替交通機関

約4時間 (福江港 ~ 長崎港 ~ 長崎駅 ~ 博多駅)

実施した取組内容

実施項目 説明
(1)教育文化交流による需要拡大(PDF:115KB) ①滞在時間拡大により広域に点在する二次離島と世界文化遺産プログラム
航空機利用により移動時間を短縮し、滞在時間を確保。五島市の二次離島が持つ世界文化遺産構成資産を活用し、更にマーケットに訴求しやすいプログラムとして、広域に点在する世界文化遺産を空路利用により短時間で体験できるプログラムを造成。
②「大規模会議」参加者を対象とした日帰り視察プログラム
五島市が有する資源(コンテンツ)を活かし、エクスカーションという、開催機関が限られた中においても参加しやすいプログラムを造成。
(2)生涯学習交流による需要拡大(PDF:67KB) シニア層をターゲットに生涯学習を行っている団体等の交流を実施。
(3)スポーツ合宿等による冬の需要創出(PDF:73KB) 合宿実施に合わせ、プロ(社会人)チームの地域貢献、CSRなど側面的なメリットも享受させるため、地元プレイヤーへの指導や相互交流なども取り入れたプログラムを造成。
(4)経済交流による需要創出(PDF:93KB) ①福岡で開催される商談会等と福岡の商工団体の五島市への視察参加支援
福岡と五島の商工団体が連携を強化し、会員向けに商談会や物産展のほか地元産品等の有益な情報の相互提供を行う等、持続可能な情報受発信と連絡体制の構築を図るため、今後の事業計画を策定。
②五島の海洋エネルギー視察ツアーの造成
国内初の「浮体式洋上風力発電」を活用し、五島海洋エネルギーの視察ツアーを造成。またツアーPR及び申込窓口として福江商工会議所内にホームページを作成し、五島市観光協会がツアーを実施する仕組みを構築。
(5)ビジネス利用拡大による需要創出(PDF:94KB) ①ビジネス客を対象にした路線利用動向WEBアンケート
五島福江=福岡路線のパック料金が、クーポンコードにより値引きされるキャンペーンを行い、キャンペーンチラシに掲載したQRコードによるアンケートを実施。
②法人向け出張手配システム登録企業対象の路線利用促進キャンペーン
法人向け出張手配システムの新規登録を促進するため法人営業を実施することに加え、登録企業対象の路線利用促進キャンペーンを実施。