地方航空路線活性化プログラム

地方航空ネットワークの安定的な確保を図るため、地域主体(地方公共団体、観光協会、商工会議所、エアライン等からなる協議会)が航空路線の維持に向けて実施した取組事例について、ご紹介します。

オホーツク紋別空港活性化プロジェクト

今後に向けた取組

旅行会社に対するPRを継続

航空会社と今後の搭乗者の向上を目指す協議の中で、羽田乗継による紋別線の利用促進を図ること及び新たな利用者層の獲得が必要との見解から、関西以西の地区のPRや教育旅行での紋別線利用に取り組む。

HP/FBによる地域情報の発信・普及啓発

HPやSNSの活用により、地域の情報をこまめに発信し、地域のファンを増やすともに、旅行意欲の向上に努める。

外国人観光客の誘致

現在のスタンスで進めることができるよう、航空会社・旅行会社との関係を継続する。現在主に来ている国に加えて今年度PRを行った国からターゲットを絞り、新たな誘客に努める。(3月にシンガポールからの団体が来紋予定)

市内観光団体との連携

各団体との連携を強化し、地元の魅力を向上させるとともに、HPやSNSを活用して地域情報の発信を行う。

地元からの利用促進

市民の利用(市民補助・修学旅行補助)のほか、住民補助の8市町村実施継続で周辺町村の利用促進も強化する。

冬の二次交通の確保

夏と比べ冬は北海道を個人でレンタカーを借りて周遊する人が少なく、当地域周辺は二次交通も脆弱であることから、夏季ダイヤでは人気があるルートである、紋別-稚内間のバスを運行させ、空港利用者数の確保を図る。

流氷が来ていない時の満足度を高める方策

冬の紋別観光の一番の目的は流氷観光である。しかし、近年は温暖化の影響もあり接岸する期間が短くなっていることから、実際に訪れても見ることができない場合も少なくない。
そこで、流氷が見られなかった場合でも旅の満足度を高められるような体験メニューやサービスの提供を行うための方策を観光協会等と協議する。(H28.10~オホーツクタワーリニューアル、H29.1~ウインターアクティビティパークの実施)