地方航空路線活性化プログラム

地方航空ネットワークの安定的な確保を図るため、地域主体(地方公共団体、観光協会、商工会議所、エアライン等からなる協議会)が航空路線の維持に向けて実施した取組事例について、ご紹介します。

能登=羽田路線持続化プログラム
~地方空港の課題に対応した新たな航空需要の創造~

取組の成果

H26、H27の取組を検証し、個人や団体それぞれのターゲットに直接働きかける方法に改善したことで、H28の目標である「トータルで搭乗率+3%」を達成。

北陸新幹線開業や、NHK連続テレビ小説「まれ」の放映により、石川・能登がメディアに採りあげられる機会が増えたことから、能登の認知度が向上したことが後押しした。

  H26冬 H27夏・冬 H28夏
航空需要の掘り起こし 社会活動型観光プログラムによる空港利用の創出 238人 409人 385人
羽田空港のネットワークを活用した広域乗継 525人 303人 224人
北陸新幹線等との連携 新幹線と航空の連携による県内周遊観光の促進 定期観光バス 161人 186人
団体旅行貸切バス助成 1,170人
片道新幹線旅行商品 729人
広域レンタカーの利用促進 レンタカーキャッシュバック 163人 755人 417人
レンタカー組込旅行商品 879人
二次交通による利便性確保 公共交通利用の周遊旅行喚起 乗合・観光タクシー接続利用キャッシュバック
ふるさとタクシー(乗合送迎タクシー)組込旅行商品 483人
合計 1,087人 1,653人 4,287人
搭乗率 0.9%増 0.7%増 3.0%増

能登地域の人口減少、北陸新幹線開業による航空分担率低下という環境変化の中、当プログラム事業を含めた利用促進を図ったことにより、能登=羽田便の目標搭乗率を達成し続け、2便体制の維持ができている。