地方航空路線活性化プログラム

地方航空ネットワークの安定的な確保を図るため、地域主体(地方公共団体、観光協会、商工会議所、エアライン等からなる協議会)が航空路線の維持に向けて実施した取組事例について、ご紹介します。

能登=羽田路線持続化プログラム
~地方空港の課題に対応した新たな航空需要の創造~

対象路線と代替交通

実施主体

のと里山空港利用促進協議会

対象路線

能登空港-羽田空港

対象路線要件

旅客数

14.8万人(平成24年度)


運航便数 全日本空輸

1日2便(平成26年4月現在)
(参考)能登空港の定期路線は羽田路線のみ

運航ダイヤ
午前便 09:55着 10:40発
午後便 15:55着 16:55発


直行便と乗り継ぎ便の時間差(※乗継便なし)

羽田空港→能登空港
直行便 60分 合計60分
乗継便 なし


代替交通機関での実移動時間

452分

  東京都庁 → 東京 → 越後湯沢 → 金沢 → 輪島駅前 → 輪島市役所
交通機関 徒歩・地下鉄 鉄道 鉄道 バス 徒歩 合計
所要時間
(乗換時間)
10分・14分
(13分)
76分
(8分)
160分
(15分)
136分 20分 452分

平成26年度~平成28年度に実施した取組内容

社会活動型観光プログラムによる空港利用の創出(PDF:1,852KB)

実施項目 説明
①社会活動体験ツアー 社会活動に関心の高い層をターゲットとし、能登の地域資源や生活習慣を取り入れた体験型ツアーを実施。
②能登体験モデルツアー 首都圏在住の外国人等に能登の歴史・文化を深く体験するツアーを実施。
③英字新聞への特集記事掲載 首都圏在住外国人向けに、能登の特集記事を掲載。

新幹線と航空の連携による県内周遊観光の促進(PDF:645KB)

実施項目 説明
④旅行商品の造成支援等 H26~27:航空接続型定期観光バスを組み込んだ旅行商品の造成及びPR経費を支援。
⑤団体向け貸切バス利用助成 H28:片道空港利用の団体へ貸切バス経費の一部を支援。
⑥個人向け片道新幹線、片道航空機旅行商品の造成等 H28:片道新幹線、片道航空機利用の旅行商品の造成及びPR経費を支援。
⑦旅行雑誌への特集記事掲載 能登の特集記事とともに定期観光バスのPR記事を掲載。

広域レンタカーの利用促進(PDF:119KB)

実施項目 説明
⑧レンタカーキャッシュバックキャンペーンの実施 H26:空港発、空港着のレンタカー利用者に対し、1台3,000円をキャッシュバック。
H27:空港着のレンタカー利用者に対し、1台2,000円をキャッシュバック。
H28:金沢駅発・空港着のレンタカー利用者に対し、1台2,000円をキャッシュバック。
⑨旅行商品の造成支援等 H28:片道小松空港、片道空港のレンタカーを組み込んだ旅行商品の造成及びPR経費を支援。
⑩旅行雑誌等への特集記事掲載 能登の特集記事とともにレンタカーキャッシュバックキャンペーンをPRし、周知を強化。

公共交通利用の周遊旅行による需要喚起(PDF:196KB)

実施項目 説明
⑪ふるさとタクシーと観光タクシー乗継キャッシュバックキャンペーン実施 H26~27:ふるさとタクシーと観光ガイドタクシーの乗継利用にキャッシュバック。(ふるさとタクシー1人あたり500円、観光ガイドタクシー1時間あたり2,000円)利便性の向上。
⑫旅行商品の造成支援等 H28:ふるさとタクシー付き旅行商品の造成及びPR経費を支援。(併せて観光タクシーPR)
⑬旅行商品パンフレット等への広告掲載 首都圏旅行会社等が発行するパンフレット等に、のと里山空港を利用する旅行商品とともにタクシー乗継キャッシュバックキャンペーンの広告を掲載し、周知を強化。

羽田空港のネットワークを活用した広域乗継(PDF:200KB)

実施項目 説明
⑭乗継旅行商品の造成支援 四国中国発及び九州発の羽田乗継旅行商品の造成を支援。
⑮旅行雑誌等への特集記事掲載 乗継利用による能登旅行のモデルケースを紹介し、周知を強化。