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第1編 地震災害に係る検討

3)中央地域(三重・畿央地域)
西暦(和暦) 地域(名称) 主な被害
1707年10月28日
(宝永 3)
(宝永地震) 8.4 沿岸で津波と液状化。震害は東海道・伊勢湾でひどく、四日市で半ば潰れ。三重で死者57、全壊2,333、流失601。滋賀で死者1、全壊80。奈良、全壊約280。四日市市で2mの津波。
1854年 7月 9日
(安政 1)
伊賀・伊勢・大和及び隣国
(伊賀上野地震)
7 1/4 伊賀上野・四日市で被害大。畿央地域では、死者約1,000、家屋全壊4,000弱。三重県では、死者50、全壊家屋400。
1854年12月23日
(安政 1)
(安政東海地震) 8.4 沿岸一帯に津波、海岸沿いで被害大きい。津で2.5mの津波。調査対象地域では、死者約170、家屋全壊約700。
1891年10月28日
(明治24)
(濃尾地震) 8.0 三重県:対象地域を中心に被害。伊勢地方で死者1、家屋全壊625。伊賀地方で家屋全壊7。
滋賀県:死者6、家屋全壊404。
1944年12月 7日
(昭和19)
(東南海地震) 7.9 三重県:対象地域の死者9,住家全壊458。伊勢湾内の津波は1m程度。
奈良県:死者3,住家全壊89。
滋賀県住家全壊7。
1946年12月21日
(昭和21)
(南海地震) 8.0 三重県:死者11,住家全壊・流失88。伊勢湾で1m程度の津波。
滋賀県:死者3,住家全壊9。
奈良県:住家全壊37。
4)東京周辺
西暦(和暦) 地域(名称) 主な被害
1703年12月31日
(元禄16)
(元禄地震) 7.9〜8.2 地震動、津波により甚大な被害。江戸本所付近で被害が大きく、死者340、家屋全壊22。東京品川で2mの津波。
1855年11月11日
(安政2)
(安政江戸地震) 6.9 (注) 江戸下町で甚大な被害。江戸での死者7,000以上、家屋全壊14,346。津波はなし。
1923年 9月 1日
(大正12)
(関東地震) 7.9 地震動、地震後の火災により甚大な被害。房総で最大9.3mの津波が生じたが、東京湾内では60cm未満。
東京:死者・行方不明者107,519、家屋全壊20,179、同焼失377,907。
神奈川:死者・行方不明者33,067、家屋全壊62,887、同焼失68,569、同流失136。
千葉:死者・行方不明者1,342、家屋全壊31,186、同焼失647、同流失71。
埼玉:死者・行方不明者411,家屋全壊9,268。

(注):安政江戸地震については、最近の引田・工藤の研究によりマグニチュードが7.4であった可能性が指摘されている。

次に、宇佐美龍夫著「新編日本被害地震総覧[増補改訂版]」にもとづき作成した既往地震の震度分布重ね合わせ図を右に示した。
過去の地震被害事例では、震度6以上において大きな被害が生じている。そこで、本図では、過去の地震(西暦400年以降の約1600年間)において震度コンター(同震度分布を線で結んだもの)の引かれた震度分布が示されているもので、かつ、基本的に震度6以上のエリアが存在したものについて示した。明確に震度コンターが引かれていない地震については、震度6以上を観測した地点を地図上に記した。「震度5〜6」と記された震度コンターあるいは地点のみが存在する場合については、次ページに参考として図示した。震度6以上(震度5〜6の地震も含む)を発生させた地震の震央分布についても震度分布と併せて示した。

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