本検討においては、各火山の今後の噴火の時期や発生確率を予測することは非常に難しいので、各火山ごとに噴火規模等を複数ケース仮定する等により、その場合に周辺地域にどのような影響が発生する可能性があるのかについて検討を行ったものである。検討結果のまとめを次表に示す。
噴火規模の設定に際しては、地震、水害、土砂災害など他の調査における確率年の考え方と整合を図る必要があることから、今後第2タームにおける各調査が出そろった段階で、改めて総合的に整理を行う必要がある。また、火山泥流・土石流の到達範囲については、その詳細な検討のためには、流域の地形情報に基づいたシミュレーションを行う必要がある。