4.国際政治機能を発揮するための大都市との連携
(2)これらの5つの首都に共通しているのは、観光的要因もあって外との人の往来が盛んであり、官民双方による国際会議・国際コンベンションなどの国際交流が活発に行われていることである。
また、これらの国際交流を支えるものとして、下記の高度な国際機能が整っており、首都機能の存在と相まって、本格的な国際政治都市としての役割を果たすことを可能にしている。
- 外交関連施設(迎賓施設、外国公館など)の立地
- 国際機関(国連機関その他の政府間機関など)の集積(ただし、北京には国際機関の本部はない)。
- 国際問題に関するシンクタンク、大学、研究所など国際的研究機関の集積
- 国際レベルの会議の開催、ホテル、文化施設、観光施設などの施設の集積
- 都市圏の規模(都市圏の人口では、東京が約3,200万人で群を抜いて大きく、他の4都市は約500〜1,300万人)
- アクセスの容易な範囲における国際航空網の拠点となる空港の存在、国内外の多数の都市との航空路による連絡
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