活気と楽しさに満ちた街。だれもが自由なライフスタイルを実現。
にぎわいと楽しさの創出
首都機能が移転された新都市は日本の政治・行政の中心となります。それだけではなく、訪れる人、暮らしている人、だれもが快適な生活を営むことができる、魅力的で心安らぐ街であることが大切です。その具体的なイメージを見てみましょう。
ショッピング街は買い物や散歩の人々でにぎわっています。コンサートや演劇を楽しめるホールがあります。洗練されたファッションに身を包んだ人々が、くつろぎのひとときを楽しむカフェテラスの壁面には大型の壁掛けテレビ。画面に映っているのは、この新しい都市の地域のスポーツチームの活躍のようすかもしれません。
街の中心部を貫いているのは、爽やかな風の通り道となる緑地帯です。道路を老人や子供、体の不自由な人などすべての人が乗り降りしやすい低床式バスが走っています。新都市には、世界から多くの人々が観光や仕事などで訪れてきます。この街に暮らしている外国人の方も数多いことでしょう。
だれもが訪れたくなる魅力的な街
もちろんこうして想像する新都市のイメージは将来、実際にできあがる街の風景のごく一部にすぎません。でも、どんな風景が生まれるにせよ、それはみな“国民のだれもが一度は訪れてみたいと思う都市”、“だれもが住んでみたいと思う都市”の風景であるという、共通の理念に裏づけられたものであるはずです。
さらにつけ加えるなら、新都市は、その地域に根づいた独自の文化や歴史を大切にしながら形成される街でなくてはなりません。新都市は全国の各都市が、地域の特性を生かしながら発展していくための指針でもあるのです。
新都市像に関するご意見は、電子メール(アドレス:itenka@mlit.go.jp)で受け付けています。