ゼロエミッション型社会をめざして
太陽光発電システムや地下ゴミ発電などを実現。

ゼロエミッション※型の新技術

新都市では“使い捨て型”生活様式の徹底的な見直しが求められます。特に大きな問題のひとつが、各種の生活ごみだといえます。
新都市のごみは、徹底的なリサイクルが実行に移されます。生ごみは、市民農園の肥料などに使われます。高度な廃棄物処理施設の実現で、紙や金属などの資源ごみは、再資源化されることになります。
緑色のごみ収集車が、ループ状の道路を通って建物のなかに入っていきます。可燃ごみを地下で燃やし、その余熱を空調に使ったり、発電に利用し電気のエネルギーとして使うためです。
この建物の屋上には樹木がみえます。屋上緑化を進めることは憩いの場をつくると同時に、空気をきれいにする効果などもあるでしょう。建物には採光型ガラスや太陽光を活用した発電システムといった最新設備をそなえることになります。新技術を駆使した、環境負荷の少ない新しい交通手段もどんどん導入されることでしょう。
新都市では、廃棄物を出さない、地球環境にやさしい“ゼロエミッション型(廃棄物ゼロ)”社会の実現がめざされます。

※ゼロエミッション
将来にわたって人間活動・生産活動を維持するために、資源の消費、廃棄物の排出を抑え、環境への負荷を限りなくゼロに近づけた社会・産業・生産システムを構築するという構想です。